あれはいいものだ。

とりあえずマ・クベとは全く関係ない。

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【GB】カエルの為に鐘は鳴る ~NINTENDOが贈る、古き良きおバカゲー~

こんにちは。最終皇帝です。
皆さんもう夏祭りは行かれましたか?私はまだ行ってないです。小さい頃は、出店の食べ物が食べたくて、よく出かけましたが、大人になり、それらの原価を知り、買う事がなくなりました。

とはいったものの、自分では、あの味は出せないんですよね~。

今回紹介するゲーム

さて、今回は「カエルの為に鐘は鳴る」です。全く中身が想像できないところが、好奇心をくすぐってきます。

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カエルの為に鐘は鳴る ©1992 NINTENDO

価格

HARD OFFにて、1,080円で購入しました。NINTENDO作品ということもあってか、バーチャルコンソールでも、発売されています。

あらすじ

むかしむかし、大変仲の良い2つの国に、2人の王子様がおりました。

1人はちゃっかり者のカスタード王国の王子様

もう1人はあわてんぼうのサブレ王国の王子様

2人は小さい頃から何をやっても、ライバルでした。

これはそんな2人の王子様の冒険の物語です。

(オープニングより)

ゲームシステムなど

一応、アクションRPGの部類だと思います^^;

youtu.be

フィールド移動

上のNINTENDO公式さんの動画にもありますが、フィールド画面は下図のような感じです。見た目は「ゼルダの伝説」とか、以前紹介した「聖剣伝説 ファイナルファンタジー外伝」に結構似ていますね。

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フィールド移動時のイメージ

www.retroboydiary.com

戦闘

前提

一応、先に言っておきますと、戦闘はありますが、プレイヤーの操作はほとんどありません(笑)。

エンカウント

フィールド上で敵とエンカウントすると、アニメでよく見る、子供のケンカシーンのようなアニメーションが始まります。下図のような感じ。ジャイアンがのび太をボコボコにする時、砂ぼこりが舞いますよね。あんな感じです^^;

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交戦中のイメージ
戦闘システム

王子もしくは敵のライフが0になるまで、戦い続けます。ちなみに戦闘中、Bボタンを押すと、

  • 逃げる
  • アイテムを使用

のいずれかを選択することができます。ただし、重要な戦いでは、逃げることも、アイテムを使うこともできないようです。

【2018/08/21 追記】
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読者の方からご指摘を頂きましたので、訂正いたします。

一部の重要な戦いでは、アイテムを使用しなければなりませんでした。

すいません。すっかり記憶が飛んでいました。
ご指摘頂きありがとうございました。
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戦闘に負けた場合は、近くの病院まで戻され、ライフが3つ(固定?)になった状態で始まります。

戦闘後の報酬

主に、ザコ敵との戦いについてですが、戦闘が終了すると『お金』や『ライフ』、『アイテム』を落としていきます。

お金は町の商店で買い物をする際に使用します。

ライフは、受けたダメージを一定量回復してくれます。

王子の強化

本作は、RPGでよくある「経験値」というものが存在せず、戦っただけでは、王子は強くなりません。よって、戦闘はお金を貯めることぐらいしか、利点がないです^^;

王子を強化するには『セイントストーン』と呼ばれる、不思議な力をもつ石を、手に入れる必要があります。ストーンには「ライフ・パワー・スピード」の3種類があり、手に入れたストーンによって、王子のパラメータが上昇します^^

ストーン自体は、フィールド上に落ちている宝箱などで取得することができます。

王子の変身

このゲームの中心になるシステムです。

あるイベントを通過すると、王子は下記の3つの種族に変身することができます。

種族 詳細
人間

通常の状態。

武器を使った、通常の攻撃ができる。
王子はカナヅチのため、水の中に入ると溺れて、最悪の場合、ライフが0になる。

ただし、あるイベントを通過すると、水に入った瞬間、カエルになるため、
溺れることがなくなる

カエル

王子が水に入ることでなれる種族。

高いジャンプをすることができ、水の中を泳ぐことができる。特性上、虫系の敵に強く
エンカウントすると、戦闘にならず、その敵を食べてしまう。
なお、食べるとライフが回復する。

一方、ヘビやコウモリにはめっぽう弱く、エンカウントした場合は、
逃げないと高い確率でやられる。

ヘビ

王子が『温泉卵』を食べることでなれる種族。

狭い通路を通り抜けることができる。弱点として、全くジャンプすることができない
ただ、壁をつたっていくことはできるし、背伸びするくらいはできる。

なお、町の商店で売っている「しあわせのかじつ」を食べることで、カエルもしくは、ヘビになった状態から、人間に戻ることができます^^

プレイ時間

8~10時間程度でクリアできたと思います。途中、結構迷ったので、それが無かったら、もう少し早く終わっていたかもしれないです^^;

良い点・楽しい点

会話が楽しい

真面目なようで、どこか1本ネジの外れた会話が笑えます(笑)。

主人公がだらしなくて笑える

RPGをプレイしていて、ここまで下心丸出しの主人公を見るのは、結構まれです(笑)。例えるなら『多少、機動性の高いおぼっちゃまくん』ですね。

ただ、ゲームが進行していくにつれ、『下心 ⇒ 使命感』に変わっていきます。その辺りがストーリーの一つの見所です^^

ひたすら金にモノを言わせるところは、序盤から最後まで変わりませんが(笑)。

重要情報を入手した時のサウンドエフェクト

フィールド上にいる村人等と話している際、重要な情報を教えてくれると、そのとき用のサウンドエフェクトがかかります。これが意外と便利です。

私の場合、よく重要な話を聞き漏らしてしまうため、この音が聴こえると、「あ、今なんか重要なこと言った」と気づくことができました。

悪い点・残念な点

真面目と不真面目の加減

『おバカさ』と『時折、覗かせる真面目さ』の思想が混在していて、笑っていいのか、親身に受け止めていいのか分からず、プレイ中の感情が曖昧になりました^^;

最終的には、やっぱり『おバカさ』が勝っていますが。

その他

グダグダな名称

ストーリー中に出てくる町や登場人物の名前に、どこか聴き覚えがあるような。例えば、

  • シーミズ
  • ゲロベップ温泉
  • フーリン火山
  • カザンオールスターズ
  • 娯楽の殿堂、株式会社『ナンテンドウ』

ただでさえ、力の抜けるゲームなのに、この辺りがさらに追い討ちをかけています^^; さすがは天下のNINTENDO、力を抜くときも本気ですね(笑)。

個人的な評価

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評価グラフ

オススメ度

★★★☆☆ (普通です)

一言で例えるなら、『戦闘要素がほぼ無くなり、謎解き要素の難易度が下がった、ゼルダの伝説』といったところでしょうか。

人間・カエル・ヘビの姿を駆使して、難所を通過して行くというゲームシステムは、工夫や、頭をコネコネされるのが好きなユーザーには、好まれると思います。

現代では、おバカゲーも増えてきたため、目新しくはありませんが、1992年当時にプレイしていたら、個人的には、衝撃のゲームだったかもしれません^^;

最後に

あるイベントで下記のメッセージが出た時、盛大に吹きました(笑)。

「コウテイは自分のことを棚に上げ、ヘースケを改心させた!!」