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【GBC】クロスハンター トレジャー・ハンター・バージョン ~得るものは忍耐力!脅威のルーチンワークRPG~

こんにちは。最終皇帝です。
もうすぐ年末・年始のお休みですね^^ 皆さんはどう過ごされますか?
私は特に予定も入っていないため、友人を家に招いてたこ焼きパーティーか、どこかの居酒屋にたむろして、腹回りをすくすく育てるかだと思います。

今回紹介するゲーム

さて、今回は「クロスハンター トレジャー・ハンター・バージョン」です。パッケージのキャラクターがドラクエ6の『テリー』にしか見えません^^; なお、本作『トレジャーハンターバージョン』以外に、『エックスハンター』と『モンスターハンター』があるようです。

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クロスハンター トレジャー・ハンター・バージョン Ⓒ2001 ネットビレッジ株式会社・講談社

価格

BOOK OFFにて、324円で購入しました。バーチャルコンソールでは、発売されていないようです。

あらすじ

突如ホライズンという島に現れた邪悪な者。彼の名は『魔王ザガン』。彼は魔力を使い、世界から邪悪な魂を集め、様々な魔物を作り出し、人々の平和を奪っていった。

そんなザガン襲来で混乱する中、ホライズンにも夢を持ち続ける少年『ロープ』がいた。彼はトレジャーハンターとなり、まだ誰も見たことのない宝物を探していた。

「ザガンが怖くて、お宝が探せるか!」

ロープは、魔王ザガンが持っているであろう凄いお宝と、行方不明の妹を探しに旅に出るのであった。

ゲームシステムなど

フィールド移動・戦闘などの見た目はドラクエや、FFといった有名なRPGと同じような作りになっています。1点大きく異なるところは、拠点から拠点への移動(例えば、町からダンジョンまで)は無く、町から外に出ると、行き先のダンジョンをマップから選択します。

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フィールド移動のイメージ

戦闘

よくあるRPGと似たようなUIになっており、大きな特徴はありません。

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戦闘のイメージ

イベント

主人公の本拠地がある『テタシティ』でイベントが発生し、そのイベントの先にいるザガンの手下を倒していきます。

パーティー制

主人公以外に2匹の『ペット』というものを連れていくことができます。ペットはシナリオを進めていく中で登場し、大抵は話しかけるだけで仲間になってくれます
(上のフィールド移動で後ろに付いて来ている2体がペットです。)

ものまね

敵として出てきたモンスターに『シール』というアイテムを使用すると、そのモンスターの特技をコピーすることができます。コピーした特技は、モンスターパークという研究所で『ものまね』という機能を使用することで、現在従えているモンスターに習得させることができます。一応このゲームの特徴ですね。

その他の特徴

装備

主人公の『ロープ』のみ、武器・防具を装備することができます。これらは武器・防具屋で購入することができます。

なお、少々変わったシステムとして、武器・防具屋に置かれる武具は『ロープ』のレベルの高さによって変動するようです。
(レベルが上がるほど、強い武具を購入することができる)

ダンジョン

ダンジョンの進み方に少々特徴があり、階段を上ったり下ったりして、先に進むと前の階に戻ることができません。なぜこういう仕様にしたのか、検討もつきません。

ちなみに、ダンジョンの最奥にいる中ボスを倒すと、テタシティに強制的に帰還します。

プレイ時間

相当細々と断続的にプレイしていたため、正直何時間プレイしていたか、あまり覚えていません。おそらく20時間程度はプレイしていたのではないかと思います^^;

良い点・楽しい点

行き先に迷うことが無い

イベント発生がほぼ確実にテタシティの町中で起きるため、行き先に迷うことがほぼありません。また、ダンジョンに入ってもほぼ一本道なので、こちらに関しても、迷うことがありません。

悪い点・残念な点

ストーリーにひねりが無い

ストーリーは簡単に言ってしまえば『宝物を探していたトレジャーハンターが世界を救うことに目覚めてしまった』というありきたりなもので、特にひねりが無く、感情移入もできませんでした。

また、あらすじに書いた『妹も急に現れて、何の盛り上がりも無く戻ってくるため、涙が出る暇すらありません』。

※ ネタバレなので隠しています。『』内をドラッグすると、中身が見えます。

ものすごく単調な作業

毎回依頼の目的は異なるものの、『ダンジョンに行って、奥に待ち受けるボスを倒す』という構図がほぼ決まっており、非常に単調な作業となります。さらに、単調な割りにダンジョンが異常に広く、長時間プレイしていると精神を削られます。

また、イベントを攻略する流れも、下記のようにルーチンワーク化されており、作業ゲー感を促進してしまっています。

  1. 自分の家に戻り、手下の『ニッケ』に声をかける
  2. 町の中央に行くと大抵、人だかりができているので全員に話しかける
    (もしくは町中を歩けば、何か起きている)
  3. マップに目的地が追加される
  4. 追加された目的地に向かい、最奥まで行く (手順1に戻る)

操作性

通常のキー操作は特に問題ないのですが、武器の売買をしたり、ペットの入れ替えをしたりするときに少々難があります。具体的には、1回1回メニューがすべて閉じてしまうところが面倒です。

例えば、やくそうを1個買うと、メニューがすべて閉じてしまい、また最初の「アイテムを買う(売る)」の選択からやり直しになります。せめて複数個をいっぺんに購入する仕様を入れて欲しかったです。

その他

モンスターのグラフィック

気のせいか、登場するモンスターを見ていると、『ド〇クエ』で登場したものに似ているような気がします。

バランスブレイカー

ペットの中に1体、とてつもなく強い化け物がいます。その名も『ドラーゴ』。ロープやもう一体のペットで攻撃しても、ダメージが150ぐらいしか食らわない敵に、そいつは400ぐらいのダメージを与えていました(笑)。もうめちゃくちゃです。

※『』内をドラッグすると、中身が見えます。

AI切り替え

命令を指定することで、連れているペットの行動を切り替える『AI切り替え』という機能が付いています。ただ、この命令の名称が明らかにどこかで見たことのあるものでして、見た瞬間、開いた口がふさがりませんでした。「がんばれ」ってなんだよ(笑)。

  • ガンガンいこうぜ
  • いのちだいじだぜ
  • いろいろやろうぜ
  • こうげきしようぜ
  • がんばれ

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壁に向かって歩き続けると、敵とエンカウントする

たまにこういう仕様のゲームはありますが、壁に向かって十字キーを押し続けると、敵とエンカウントします。確か『ドラゴンボールZ 超サイヤ伝説』も同じ仕様だったような。

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エンカウントが荒い

20歩歩いても敵が出てこないときもあったり、2,3歩歩いたら出てくるときがあったり、安定していません。それらを平均して考えると、エンカウント率は相当高いです。

もしかすると、敢えてこういう作りにしている可能性もありますが。。。無いか。

個人的な評価

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評価グラフ

オススメ度

★☆☆☆☆ (オススメしません)

ゲームシステム・グラフィックを様々なゲームからかき集め、オマージュの一線をやや超えたような一作となっています。ゲームとしてのオリジナリティをあまり感じず、壮大なシナリオの割に、ゲーム進行が単調なため、あまり面白くなく、忍耐力以外に得たものはありません。

よほどのこだわりが無ければ、本作よりも先日紹介した『ドラゴンクエストモンスターズ テリーのワンダーランド』や『ポケットモンスター』、『ONIシリーズ』などをプレイすることをオススメします^^;

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最後に

久しぶりに歯ごたえのあるクソゲー様をプレイしてしまったような気がします。あまりクソゲーという言葉は使用しないようにしているのですが、本作に関しては、仕方がないです。数々のRPGをプレイしてきましたが、プレイ中『早く終われ』と願い続けたのは、このゲームが初めてです。

残念ですが、『エックスハンター』と『モンスターハンター』バージョンはおそらくプレイしないと思います^^;