こんにちは。最終皇帝です。
もうすぐ年末・年始のお休みですね^^ 皆さんはどう過ごされますか?
私は特に予定も入っていないため、友人を家に招いてたこ焼きパーティーか、どこかの居酒屋にたむろして、腹回りをすくすく育てるかだと思います。
今回紹介するゲーム
さて、今回は「クロスハンター トレジャー・ハンター・バージョン」です。パッケージのキャラクターがドラクエ6の『テリー』にしか見えません^^; なお、本作『トレジャーハンターバージョン』以外に、『エックスハンター』と『モンスターハンター』があるようです。
価格
BOOK OFFにて、324円で購入しました。バーチャルコンソールでは、発売されていないようです。
あらすじ
突如ホライズンという島に現れた邪悪な者。彼の名は『魔王ザガン』。彼は魔力を使い、世界から邪悪な魂を集め、様々な魔物を作り出し、人々の平和を奪っていった。
そんなザガン襲来で混乱する中、ホライズンにも夢を持ち続ける少年『ロープ』がいた。彼はトレジャーハンターとなり、まだ誰も見たことのない宝物を探していた。
「ザガンが怖くて、お宝が探せるか!」
ロープは、魔王ザガンが持っているであろう凄いお宝と、行方不明の妹を探しに旅に出るのであった。
ゲームシステムなど
フィールド移動・戦闘などの見た目はドラクエや、FFといった有名なRPGと同じような作りになっています。1点大きく異なるところは、拠点から拠点への移動(例えば、町からダンジョンまで)は無く、町から外に出ると、行き先のダンジョンをマップから選択します。
戦闘
よくあるRPGと似たようなUIになっており、大きな特徴はありません。
イベント
主人公の本拠地がある『テタシティ』でイベントが発生し、そのイベントの先にいるザガンの手下を倒していきます。
パーティー制
主人公以外に2匹の『ペット』というものを連れていくことができます。ペットはシナリオを進めていく中で登場し、大抵は話しかけるだけで仲間になってくれます。
(上のフィールド移動で後ろに付いて来ている2体がペットです。)
ものまね
敵として出てきたモンスターに『シール』というアイテムを使用すると、そのモンスターの特技をコピーすることができます。コピーした特技は、モンスターパークという研究所で『ものまね』という機能を使用することで、現在従えているモンスターに習得させることができます。一応このゲームの特徴ですね。
その他の特徴
装備
主人公の『ロープ』のみ、武器・防具を装備することができます。これらは武器・防具屋で購入することができます。
なお、少々変わったシステムとして、武器・防具屋に置かれる武具は『ロープ』のレベルの高さによって変動するようです。
(レベルが上がるほど、強い武具を購入することができる)
ダンジョン
ダンジョンの進み方に少々特徴があり、階段を上ったり下ったりして、先に進むと前の階に戻ることができません。なぜこういう仕様にしたのか、検討もつきません。
ちなみに、ダンジョンの最奥にいる中ボスを倒すと、テタシティに強制的に帰還します。
プレイ時間
相当細々と断続的にプレイしていたため、正直何時間プレイしていたか、あまり覚えていません。おそらく20時間程度はプレイしていたのではないかと思います^^;
良い点・楽しい点
行き先に迷うことが無い
イベント発生がほぼ確実にテタシティの町中で起きるため、行き先に迷うことがほぼありません。また、ダンジョンに入ってもほぼ一本道なので、こちらに関しても、迷うことがありません。
悪い点・残念な点
ストーリーにひねりが無い
ストーリーは簡単に言ってしまえば『宝物を探していたトレジャーハンターが世界を救うことに目覚めてしまった』というありきたりなもので、特にひねりが無く、感情移入もできませんでした。
また、あらすじに書いた『妹も急に現れて、何の盛り上がりも無く戻ってくるため、涙が出る暇すらありません』。
※ ネタバレなので隠しています。『』内をドラッグすると、中身が見えます。
ものすごく単調な作業
毎回依頼の目的は異なるものの、『ダンジョンに行って、奥に待ち受けるボスを倒す』という構図がほぼ決まっており、非常に単調な作業となります。さらに、単調な割りにダンジョンが異常に広く、長時間プレイしていると精神を削られます。
また、イベントを攻略する流れも、下記のようにルーチンワーク化されており、作業ゲー感を促進してしまっています。
- 自分の家に戻り、手下の『ニッケ』に声をかける
- 町の中央に行くと大抵、人だかりができているので全員に話しかける
(もしくは町中を歩けば、何か起きている) - マップに目的地が追加される
- 追加された目的地に向かい、最奥まで行く (手順1に戻る)
操作性
通常のキー操作は特に問題ないのですが、武器の売買をしたり、ペットの入れ替えをしたりするときに少々難があります。具体的には、1回1回メニューがすべて閉じてしまうところが面倒です。
例えば、やくそうを1個買うと、メニューがすべて閉じてしまい、また最初の「アイテムを買う(売る)」の選択からやり直しになります。せめて複数個をいっぺんに購入する仕様を入れて欲しかったです。
その他
モンスターのグラフィック
気のせいか、登場するモンスターを見ていると、『ド〇クエ』で登場したものに似ているような気がします。
バランスブレイカー
ペットの中に1体、とてつもなく強い化け物がいます。その名も『ドラーゴ』。ロープやもう一体のペットで攻撃しても、ダメージが150ぐらいしか食らわない敵に、そいつは400ぐらいのダメージを与えていました(笑)。もうめちゃくちゃです。
※『』内をドラッグすると、中身が見えます。
AI切り替え
命令を指定することで、連れているペットの行動を切り替える『AI切り替え』という機能が付いています。ただ、この命令の名称が明らかにどこかで見たことのあるものでして、見た瞬間、開いた口がふさがりませんでした。「がんばれ」ってなんだよ(笑)。
- ガンガンいこうぜ
- いのちだいじだぜ
- いろいろやろうぜ
- こうげきしようぜ
- がんばれ
壁に向かって歩き続けると、敵とエンカウントする
たまにこういう仕様のゲームはありますが、壁に向かって十字キーを押し続けると、敵とエンカウントします。確か『ドラゴンボールZ 超サイヤ伝説』も同じ仕様だったような。
エンカウントが荒い
20歩歩いても敵が出てこないときもあったり、2,3歩歩いたら出てくるときがあったり、安定していません。それらを平均して考えると、エンカウント率は相当高いです。
もしかすると、敢えてこういう作りにしている可能性もありますが。。。無いか。
個人的な評価
オススメ度
★☆☆☆☆ (オススメしません)
ゲームシステム・グラフィックを様々なゲームからかき集め、オマージュの一線をやや超えたような一作となっています。ゲームとしてのオリジナリティをあまり感じず、壮大なシナリオの割に、ゲーム進行が単調なため、あまり面白くなく、忍耐力以外に得たものはありません。
よほどのこだわりが無ければ、本作よりも先日紹介した『ドラゴンクエストモンスターズ テリーのワンダーランド』や『ポケットモンスター』、『ONIシリーズ』などをプレイすることをオススメします^^;
最後に
久しぶりに歯ごたえのあるクソゲー様をプレイしてしまったような気がします。あまりクソゲーという言葉は使用しないようにしているのですが、本作に関しては、仕方がないです。数々のRPGをプレイしてきましたが、プレイ中『早く終われ』と願い続けたのは、このゲームが初めてです。
残念ですが、『エックスハンター』と『モンスターハンター』バージョンはおそらくプレイしないと思います^^;