あれはいいものだ。

とりあえずマ・クベとは全く関係ない。

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【GB】セレクション 選ばれし者 ~うさんくさいプレリュードから始まる物語~

こんにちは。最終皇帝です。
最近ぐっと寒くなり、朝方は普通に氷点下までいきます。私は布団を引かず、コタツで寝るという若干危険な方法で寝ており、もうここから離れることができません。というわけで朝起きると、コタツ上に置いてあるパソコンを起動し、手の届く範囲内にあるゲームボーイを起動し、手の届く範囲内にあるテレビのリモコンでテレビを付け、だらだらしながら一日が過ぎるのでありました。(毎日)
(少しぐらいは動きますけどね)

今回紹介するゲーム

さて、今回は以前購入履歴記事で書きました「選ばれし者」です。
パッケージがやはりなんとも言えません。ドラクエ3の勇者がドラクエ4のライアンを退治しに行くようなパッケージですね

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セレクション 選ばれし者 ©1989 KEMCO

retroboy.hatenablog.com

価格

価格は108円で、近くのBOOK OFFで購入しました。バーチャルコンソールでも発売されているようです。 

あらすじ

どこぞの国の王様が知識欲しさに、おかしな封印を解いてしまい、国がオワタな状態になってしまった。そんな時、微妙なタイミングで王女との間に子供が生まれた。子供には奇妙なアザがあり、王様は何故かそれが気に食わなかったらしく、刃をむけた。それを見かねたどこぞの騎士がその子供を抱えて逃げ出したそうな。色々あって、有名な魔法使い3人が王様の城ごと、森の地下に封印するという荒業を繰り出した。そして現在、おかしくなった国を元に戻すべく、その子供はなし崩し的に旅に出る。(適当)

ゲームシステムなど

アドベンチャーライクなRPGです。電源を入れるとまず、音域の狭いFFのプレリュードみたいな音楽がお出迎えしてくれます。なんか聞き覚えがあるようで無い感じ。下記、公式動画の最初に流れます。

youtu.be

移動中の画面

RPGとはいったものの、あるマップ上を徒歩で歩いたりするようなものとは異なり、上下左右の方向を指定して次の位置へ移動します。

なお、「みる」、「あける」、「たたく」といったアクションがあり、場所によって、それぞれのアクションを利用することで、人と話したり、イベントが発生します。また、ステータスの確認や、魔法・アイテムを使用して、HP・MPの回復もできます。

戦闘中の画面

戦闘画面に関しては、よくRPGと結構似ています。通常攻撃をするための「たたかう」、魔法を利用するための「まほう」、持ち物も使用できます。

ゲーム再開時はパスワード使用

このゲームには、セーブ機能が付いておらず、「きとうしのいえ」で聴ける「おつげのことば」を利用して、次回からコンティニューします。ドラゴンクエスト1や2で言うところの「ふっかつのじゅもん」と同じですね。打ち込むのも16文字なので、そこまで多くはありません。

プレイ時間

現在、5,6時間ぐらい経過しましたが、どこに行けばよいか分からず、さまよっています(笑)。ちなみに、レベルは12です。クリアしたら更新しますね^^;(いつになることやら)

良い点・楽しい点

重要な拠点に簡単に戻れる仕組みが用意されている

こういったいちいちマップを移動するアドベンチャーゲームは、「今自分がどこにいるのか」分からなくなりやすいです。そのためか、このゲームでは最初から主人公が「テレポット」というドラクエで言うところの「ルーラ」みたいな魔法を使うことができます。この「テレポット」を使うと重要な拠点、例えば物語の初期地点、回復をしてくれる「きとうしのへや」などに瞬時に移動できます。

悪い点・残念な点

レベル上げがだるい

RPGにはつきものですが、とにかくレベル上げがだるいです。いちいちマップを移動しないと敵が出てこないため、ひたすら森の中でAボタンの連打を繰り返すのですが、1回の戦闘時間も割と時間がかかるため、なかなか経験値が稼げません。なお、モンスターのエンカウント率は結構高いです。

ゲームバランスが悪い

レベル上げがだるいのに、その辺で出てくるモンスターの強さが急に上がることがあるため、結構時間を持っていかれます。また、思いっきりレベルを上げても、HPがそこまで上がらず、ほぼ固定ダメージの魔法を連発で食らうと、相当なレベル差があっても戦闘不能にされることがあります。

魔法の名前と効果が紐付けにくい

昔のRPGには良くあることですが、魔法や呪文の名称がその効果の名前に近いモノになっていないため、分かりにくいです。例えば、「ムーフ*1」、「フィー*2」、「トルネ*3」等、ぱっと見何の効果があるのか全く分かりません。慣れれば分かってきますが、普通にファイアとかトルネードとか、「英語をカタカナに直した」魔法で良かったんじゃないでしょうか(笑)。

所持金の上限が小さい

通常のRPGと同様、敵を倒すとお金(金塊)が手に入る世界ですが、持てる上限が255と、かなり小さいです。明らかに8bitの計算限界ですね。まぁ買うものは高価ではないし、HP回復時に祈祷師から徴収されるお金もたかが知れているので、そこまで必要はないのですが。

その他

無駄に細かい仕様

上で少し書きましたが、選択メニューの中に「たたく」というコマンドがあります。このコマンドは文字通りモノを叩くわけですが、道具屋の店主や、最初に登場する爺さん等、あらゆるものを叩くことができます。なお、叩いた際に反撃を食らって小さなダメージを受けたり、「お前をそんな人間に育てた覚えはない!」とか叱られたりします。わざわざ「あける」とか「たたく」とか細かい仕様を作らないで、素直に「しらべる」の一択に統一すれば良かったんじゃないかと。まぁ叩いたときの反応が面白いので、これはこれで良いところでもあるのですが、どうも製作者の苦労が結果に反映されていないような。

意味不明な掛け声

ゲームシステムのところで書きましたが、「きとうしのへや」というところで、金を払うと体力を回復してくれるのですが、回復する際の掛け声が、

 

ハ・ン・ド・パ・ワー!! !!

 

中身はミスターマリックなんじゃねぇか。 

個人的な評価

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評価グラフ

オススメ度

★★☆☆☆ (あまりオススメしません)

シンプルな作りの割に、結構シナリオはボリューム感のあるRPGとなっています。ただ、次にどこに行けば良いのか分かりにくい点と、レベル上げのだるさがボトルネックとなっており、私としてはあまりオススメできません。 

最後に

まぁ100円で購入したゲームと考えれば、良いお買い物(経験)でした。バーチャルコンソールでも400円程度ですので、レトロゲーム好きの方は購入して見てはいかがでしょうか。

*1:火の球で敵を攻撃する

*2:竜巻で敵を攻撃する

*3:巨大な炎の塊で敵を攻撃する