こんにちは。最終皇帝です。
やっと暑いシーズンが終わりましたね。今年は梅雨が長めだったこともあり、暑さで苦しむ日々が例年に比べて少なくて済みました。
ここからは日も短くなり、過ごしやすい秋の夜長が待っています。昼よりも夜が好きな私にとっては楽しみです。
さて今回は久しぶりに、『スパロボ』の作品を1つ紹介したいと思います。
今回紹介するゲーム
今回は『第2次スーパーロボット大戦』です。
価格
HARD OFFにて、864円で購入しました。バーチャルコンソールでは、発売されていないようです。
あらすじ
超人的な頭脳と並外れた決断力をもつ1人の博士がいた。彼の名は『ビアン・ゾルダーク』。
彼は人類に危機が迫っていることを悟り、究極の巨大ロボット『ヴァルシオン』を作り上げた。
ただ、彼はロボットを用意するだけでは、地球を守れないと感じていた。
「地球を守るには、人類が結集しなければならない。」
彼は秘密結社『D.C.(ディバインクルセイダーズ』を結成し、力による世界統一を進めた。
ヴァルシオンにより、多くのスーパーロボットや、そのパイロットは捕らえられていった。
そんな中、奇跡的にD.C.の手から逃れた3体のスーパーロボットのパイロットは、反旗を翻し、立ち上がるのだった。
(オープニングの内容を端折って書きました。)
ゲームシステムなど
少し前に紹介したゲームボーイ版の『スーパーロボット大戦』の後継作品にあたりますが、ゲームシステムは結構変わりました。
なお、以前紹介した『第2次スーパーロボット大戦G』は本作のリメイク作品です。
本記事は前作と異なる箇所と、特徴的な部分を中心に記載していきます。ご了承くださいませm(_ _)m
前作『スーパーロボット大戦』からだいぶ仕様が変わりました。具体的に大きく変わった点は以下の通りです。
パイロットの登場
前作では、パイロットが登場することはなく、ロボット自体が言葉を発しているような感じでした。本作からは個々のロボットにパイロットが搭乗し、彼らが会話を行います。
ちなみに、ステージ間の会話も追加され、それらの会話もパイロットが行います。
機体・パイロットのレベルアップ
機体の改造はできませんが、レベルアップすると、機体のHPや武器の威力が上がったり、パイロットの能力が上がります。
撃墜されても復活
前作では、一度撃墜されると部隊から抹消される仕様でしたが、本作では修理費を払うことで次のステージから出撃することができます。
精神コマンドは全員使える
前作では、ゲーム開始時に選択したヒーローしか精神コマンドを使えませんでしたが、本作では、全員使うことができます。
また、回数による制限が設けられていた点も廃止され、ポイント制(※)になりました。
※ パイロットに精神ポイントのステータスが用意され、そのポイント内で自由に使いたい精神コマンドを使うことができます。ただし、パイロット毎に覚える精神コマンドは違います。
なお、一つ一つのコマンドの精神ポイント消費量がかなり多いため、「ここぞ!」というときしか使えません。
説得は健在
前作で敵を味方に迎え入れていた『説得』コマンドは、本作でも健在です。
ただし、前作のように誰彼構わず説得できるわけではなく、特定の敵にだけできるようになりました。
このあたりは、現代のスパロボとほぼ同じですね。
アイテムの使用
「あら、いらっしゃいませ」
戦闘中、マップ上の特定の位置に自機を移動させると、いきなりショップ店員の『ミライ・ヤシマ』が現れます。
ショップでは、色々なアイテムが売られていて、買うと戦闘中に使用することができます。ちなみに、お金は敵を撃墜した時にもらえます。
例えば、下記のようなアイテムを売っています。
名称 | 詳細 |
---|---|
ちょうごうきんZ | 防御力を1UPしてくれます。 |
マグネットコーティング | すばやさを1UPしてくれます。 |
せいぎのこころ | パイロットの精神ポイントを20回復してくれます。 |
プレイ時間
20時間程度でクリアできました。
良い点・楽しい点
エネルギー消費がなくてシンプル
前作と同様、弾数やエネルギーの概念がないため、心おきなく好きな必殺技を使えるところがシンプルで良いです。
BGM
以前紹介した第2次スーパーロボット大戦Gの時は、戦闘時にかかる個々のパイロットの曲は、戦闘が終わると消えてしまうため、最後まで全部聴けませんでした。
本作では、ボタンを連打しなければ全部聴くことができます。レトロゲームのBGMが好きなので、これは個人的に良かったです。
悪い点・残念な点
アイテムの意義
戦闘時にミライから、アイテムを買うことができますが、大体のアイテムが『ハイコスト・ローパフォーマンス』なため、積極的に使う意義を感じません。
もう少し効力を上げた方が良かったと思います。
結局、私の場合は使いどころが無かったため、とりあえず全額マグネットコーティングにつぎ込み、全てZガンダムにぶち込みました(笑)。
命中率が見えない
敵へ攻撃する際、命中率が事前に見えず、戦闘が始まってから初めて見えるため、少々不親切です。
まぁ自軍ターンであれば、リセットすれば済むといえば済むのですが(笑)。
登場作品がかなり少ない
容量的な問題もかなりあると思いますが、話数の割に登場作品がかなり少ないです。スーパーロボットが4作品、リアルロボットはガンダム系のみです。
ぜいたくな話ですが、個人的にはもう一声欲しかったです。
その他
主力メカ(キャラクター)以外は育てない方が良い
本作は敵と戦闘しただけでは、経験値が手に入らないため、前作と同様、強いロボットだけを中心に育てた方が賢明です。
味方の出入りが激しい
ストーリー上の理由から、ユニットが戦線から急に抜けることが多いです。強いロボットを中心に育てるのは良いのですが、注力し過ぎも気をつけた方が良いです。
敵の増援が多い
難易度はそこまで高くないですが、序盤ステージから敵の増援が多いため、なりふり構わない戦い方をしていると、簡単に行き詰まります。
オススメ機体
機体名 | 詳細 |
---|---|
サイバスター | 唯一のマップ兵器『サイフラッシュ』を保持しており、 使いたい放題。HPが低いため、前線におくのは避けて、 近づいてきた敵のHPを少しづつ削っていく 補助要員にした方が良いです。 |
νガンダム |
レベルの高い敵と対峙しても、 最後まで前線を張れて、頼りになります。 |
Zガンダム |
νガンダムに次いで『再攻撃』を結構繰り出してくれます。 中・終盤あたりに『ハイパーメガランチャー』が |
戦艦(アーガマなど) | 序盤から遠距離砲撃が可能なため、重宝します。 命中率はあまり高くありませんが、 根気よくレベルを上げれば、 長期戦でHPの削り合いとなった時にパワーを発揮します。 |
※ 特定の条件がそろうと1度攻撃した後、再度攻撃してくれるシステムです。
個人的な評価
オススメ度
★★★☆☆ (普通です)
『説得』と『撃墜されても次ステージで復活』する仕様の変更により、前作とはだいぶ違うゲームになっています。
とはいえ、本作のゲームシステムの方が、私たちが知っているスパロボの操作性に近く、1回でもスパロボシリーズを遊んだ方にとっては、プレイしやすいです。
個人的には特に理由がない限り、操作性・登場作品数の観点から、本作よりもリメイク作品の『第2次スーパーロボット大戦G』をオススメします。
価格面はコスパを考えれば、864円で納得です。
最後に
宇宙のBGMが『100光年の勇気』ではなく、『THE UNIVERSE』なところに時代を感じます。懐かしい。