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【GB】スーパーロボット大戦 ~スパロボの記念すべき第一作目~

こんにちは。最終皇帝です。
私は昔からロボットアニメは好きでしたが、大きなきっかけになったのは『スーパーロボット大戦』です。スパロボをプレイした際に、「新しいロボットが出てくると、その延長で、アニメも観る」というのが、大抵の流れです。

そういった意味では、販売側の術中にしっかりハマっています^^;

今回紹介するゲーム

さて、今回は「スーパーロボット対戦」です。スパロボの記念すべき第一作目です^^
本来なら、最初にこれをプレイして紹介するべきだったんですが、だいぶ遅くなってしまいました。すいません^^;

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スーパーロボット大戦 ©ダイナミック企画、創通エージェンシー・サンライズ、BANPRESTO 1991

価格

BOOK OFFにて、500円で購入しました。バーチャルコンソールでは、発売されていないようです。
ただし、「スーパーロボット大戦Z 時獄篇」発売時に限定版として、封入されていた「HDリメイク版」がPS Storeで購入できます。

store.playstation.com

あらすじ

宇宙怪獣『ギルギルガン』の怪電波によって、スーパーロボット達が次々に操り人形にされてしまった。

そこに不屈の精神でその支配から逃れたヒーローがいた。彼は、ギルギルガンに支配されたかつての仲間達を救い出し、平和を取り戻すことができるのであろうか。

(オープニングより)

ゲームシステムなど

歴代のアニメで活躍したロボットが主役の、ウォーシミュレーションゲームです。

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戦闘マップのイメージ(味方壊滅寸前)

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戦闘アニメーションのイメージ(ザクは相当ヤケクソで描きました)

特徴

エネルギー制限が無い

最近のスパロボとは異なり、どれだけ強力な兵器を利用しても、エネルギー消費という概念が無いため打ち放題です。ただし、強力な兵器ほど、命中率が低いことが多いので、使用には注意が必要です。

説得

このゲームの一番の特色ですね。戦闘中、敵のロボットに隣接した際、「せっとく」というコマンドを使用することができます。「せっとく」が成功すると、その敵を味方に引き入れることができます^^

精神コマンド

ヒーロー(大将)のロボットのみ、精神コマンドを使用できます。コマンドは下表のようなものがあります。現在のスパロボでもお馴染みのコマンドもありますね^^
(下記は一部で他にも色々あります)

精神コマンド名 詳細
ねっけつ ヒーローの攻撃力がアップします。
(どうやら、攻撃力が2倍になるわけではないようです。)
ゆうじょう マップ上に配置された仲間全員の体力を一定量(※)回復します。
※ 回復量はランダムです
とっくん 指定したユニットのいずれかのステータスを1アップさせます。

ただし、下記の制限があるため、「ここぞ!」という時以外は使わない方が無難です。

  • 回数制限がある (ステータスから残回数を確認可能)
  • 使用できる精神コマンドは、ランダムで3つ選出され、その中の1つを選択する
  • 選択しないでBボタンを押すと、残回数が1減る

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精神コマンド使用時のイメージ
一回撃墜されると復帰できない

現代のスパロボでは、撃墜されると、マップクリア時に回収資金を払って復帰させることができますが、本作では基本的に(※)復帰できません。そのため、強いロボットが撃墜されないよう注意が必要です^^;

※ 精神コマンドの『あい』を使うと、そのステージ上で撃墜されたロボットがランダムで1体復帰します。

パイロットはいない

本作は、現代のスパロボと異なり、パイロットが搭乗していません。
(正確には、乗っているのかもしれませんが、パイロットの姿が現れません)
ただ、敵との交戦時には、そのロボットに搭乗するはずのキャラクター(※)っぽいセリフが表示されます。

※ 例えば、下表のようなメッセージが表示されます。

状況 セリフの内容 声の主(おそらく)
ダイアナンAが攻撃を受けた時 「あいたた・・何よいきなり!」 弓さやか
ZZがハイメガキャノンを放つ時 「いけー!ハイメガキャノン砲!」 ジュドー=アーシタ
νガンダムがフィンファンネルを放つ時 「νガンダムはだてじゃない!」 アムロ=レイ
勝利条件

敵の本拠地があるので、そこにロボットを移動させれば、マップクリアとなります。

ステータス

ステータス詳細

下図のように、各ロボットに攻撃力や、防御力といったパラメータが設定されています。

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ステータス画面のイメージ
ロボットのパワーアップ

本作は、パワーアップ用のアイテムを使用することで、各ロボットの性能をアップさせます。他にも、追加武装を取りつけたり、既存の武装をパワーアップできるアイテムもあります。例えば、下記のようなものがあります。

アイテム名 詳細
マグネットコーティング 指定したロボットの素早さを2上昇させる。
バイオセンサー 指定したロボットの攻撃力を1上昇させる。
チョバムアーマー 指定したロボットのHPを2上昇させる。
ロケットパンチ パンチをロケットパンチにする。
(ダイアナンやアフロダイが装着可能)
メカバズーカランチャー メカバズーカランチャーを取りつける。
(ガンダムや百式が装着可能)

プレイ時間

正直、終盤は何度もやり直したので、20時間以上は普通にかかっているはずです。

良い点・楽しい点

ゲームシステム

敵を説得し、味方に引き入れる点が、一風変わった将棋のようで、面白いです^^

容赦ない難易度

「さすがウィンキーソフトが開発に携わったゲーム」と言わんばかりの高難度です。プレイ方法を間違えると、容赦なく先へ進めなくなり、下手をすると、最初からやり直しをする羽目になります^^;

また、密集した強敵の軍団を1体ずつ破壊しては、拠点で回復することになるため、ターン数が60とか70になるのはザラです(笑)。ある意味『昔らしさ』を感じることができ、良い点に見えなくもないです。
(ホントか?...(゚Д゚;))

悪い点・残念な点

戦闘中にセーブできない

本作は、インターミッション時(戦闘と戦闘の間にユニットのパワーアップをする時)しか、セーブすることができません。つまり、現代のスパロボにある、戦闘中のセーブができません。

1マップをクリアするのに、最低でも30分以上、長い所では2時間以上は余裕でかかるため、途中セーブ機能をつけてくれると嬉しかったです^^;

マップが広すぎる

そんなに味方・敵のユニット数が多くないのに、マップが異常に広く、移動するだけで結構疲れます^^;

敵の行動が遅い

敵軍フェーズになった際、敵の行動(移動)が遅く、かなり時間を食われます。もう少しサクサク動いてもらえると嬉しかったです^^;

その他

コツ

強いユニットのみ説得

自軍のロボットが減ってくると、どうしても手当たり次第に説得したくなりますが、自軍の配置できるロボット数に上限があるため、それはやめたほうが無難です。

できるだけ強いロボットを説得し、弱そうなロボットは自軍の強いロボットで撃墜して、経験値の糧になってもらいましょう(笑)。

拠点を上手く使う

マップ上に塔のような形をした拠点があります。この上に配置されたロボットは、毎ターン一定量HPが回復します。敵に攻撃されて、HPが減ってしまった場合は、すぐにここで休ませましょう^^

怪しい場所にユニットを移動させる

パワーアップに必要なアイテムは、拠点のマスでほぼ確実に拾うことができますが、拠点のある場所以外でも、拾えることがあります。

例えば、ちょこんと一箇所だけ生い茂った森等が良い例です。怪しいと思った箇所には、できるだけユニットを移動させるようにしましょう^^

ヒーローの選択

ヒーローには、下記の縛り・優遇点があるため、慎重に選択した方が良いです。

  • 全マップ強制出撃
  • ただ一人、精神コマンドが使用可能
  • ゲームスタート時、パラメータボーナスを付与可能

私はプレイ開始当初、『カッコイイ』というだけの理由で『(初代)ガンダム』を選択して、相当痛い目にあいました。中盤ステージまで行ったのに、わざわざ最初からやり直したのは、良い思い出です。ちなみに、2回目は『ZZガンダム』を選択しました^^

個人的な評価

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評価グラフ

オススメ度

★★★☆☆ (普通です)

初代スパロボといえど、現代のゲームシステムから逸脱しているわけではないため、スパロボ経験者の方であれば、ある程度楽しめる作品となっています。ただ、『情け容赦無く敵が強い点』、『育成をミスると先へ進めなくなる点』、『1マップ終えるのに物凄い根気と時間が必要になる点』等、足を踏み外すと、ゲームソフトを壁に投げつけ兼ねません^^;

プレイする際は、それなりの精神力と余暇、イライラ防止のためのカルシウム・マグネシウム・GABAをご用意ください(笑)。

最後に

最近のスパロボとはだいぶ違うように見えますが、『マス目を利用したマップ上の移動』、『射程を考慮した攻撃』、『ロボットのパワーアップ』等、根底のゲームシステムはこの頃からほぼ変わっていません。これって凄いことだと思います^^