こんにちは。最終皇帝です。
私は昔からロボットアニメは好きでしたが、大きなきっかけになったのは『スーパーロボット大戦』です。スパロボをプレイした際に、「新しいロボットが出てくると、その延長で、アニメも観る」というのが、大抵の流れです。
そういった意味では、販売側の術中にしっかりハマっています^^;
今回紹介するゲーム
さて、今回は「スーパーロボット対戦」です。スパロボの記念すべき第一作目です^^
本来なら、最初にこれをプレイして紹介するべきだったんですが、だいぶ遅くなってしまいました。すいません^^;
価格
BOOK OFFにて、500円で購入しました。バーチャルコンソールでは、発売されていないようです。
ただし、「スーパーロボット大戦Z 時獄篇」発売時に限定版として、封入されていた「HDリメイク版」がPS Storeで購入できます。
あらすじ
宇宙怪獣『ギルギルガン』の怪電波によって、スーパーロボット達が次々に操り人形にされてしまった。
そこに不屈の精神でその支配から逃れたヒーローがいた。彼は、ギルギルガンに支配されたかつての仲間達を救い出し、平和を取り戻すことができるのであろうか。
(オープニングより)
ゲームシステムなど
歴代のアニメで活躍したロボットが主役の、ウォーシミュレーションゲームです。
特徴
エネルギー制限が無い
最近のスパロボとは異なり、どれだけ強力な兵器を利用しても、エネルギー消費という概念が無いため打ち放題です。ただし、強力な兵器ほど、命中率が低いことが多いので、使用には注意が必要です。
説得
このゲームの一番の特色ですね。戦闘中、敵のロボットに隣接した際、「せっとく」というコマンドを使用することができます。「せっとく」が成功すると、その敵を味方に引き入れることができます^^
精神コマンド
ヒーロー(大将)のロボットのみ、精神コマンドを使用できます。コマンドは下表のようなものがあります。現在のスパロボでもお馴染みのコマンドもありますね^^
(下記は一部で他にも色々あります)
精神コマンド名 | 詳細 |
---|---|
ねっけつ | ヒーローの攻撃力がアップします。 (どうやら、攻撃力が2倍になるわけではないようです。) |
ゆうじょう | マップ上に配置された仲間全員の体力を一定量(※)回復します。 ※ 回復量はランダムです |
とっくん | 指定したユニットのいずれかのステータスを1アップさせます。 |
ただし、下記の制限があるため、「ここぞ!」という時以外は使わない方が無難です。
- 回数制限がある (ステータスから残回数を確認可能)
- 使用できる精神コマンドは、ランダムで3つ選出され、その中の1つを選択する
- 選択しないでBボタンを押すと、残回数が1減る
一回撃墜されると復帰できない
現代のスパロボでは、撃墜されると、マップクリア時に回収資金を払って復帰させることができますが、本作では基本的に(※)復帰できません。そのため、強いロボットが撃墜されないよう注意が必要です^^;
※ 精神コマンドの『あい』を使うと、そのステージ上で撃墜されたロボットがランダムで1体復帰します。
パイロットはいない
本作は、現代のスパロボと異なり、パイロットが搭乗していません。
(正確には、乗っているのかもしれませんが、パイロットの姿が現れません)
ただ、敵との交戦時には、そのロボットに搭乗するはずのキャラクター(※)っぽいセリフが表示されます。
※ 例えば、下表のようなメッセージが表示されます。
状況 | セリフの内容 | 声の主(おそらく) |
---|---|---|
ダイアナンAが攻撃を受けた時 | 「あいたた・・何よいきなり!」 | 弓さやか |
ZZがハイメガキャノンを放つ時 | 「いけー!ハイメガキャノン砲!」 | ジュドー=アーシタ |
νガンダムがフィンファンネルを放つ時 | 「νガンダムはだてじゃない!」 | アムロ=レイ |
勝利条件
敵の本拠地があるので、そこにロボットを移動させれば、マップクリアとなります。
ステータス
ステータス詳細
下図のように、各ロボットに攻撃力や、防御力といったパラメータが設定されています。
ロボットのパワーアップ
本作は、パワーアップ用のアイテムを使用することで、各ロボットの性能をアップさせます。他にも、追加武装を取りつけたり、既存の武装をパワーアップできるアイテムもあります。例えば、下記のようなものがあります。
アイテム名 | 詳細 |
---|---|
マグネットコーティング | 指定したロボットの素早さを2上昇させる。 |
バイオセンサー | 指定したロボットの攻撃力を1上昇させる。 |
チョバムアーマー | 指定したロボットのHPを2上昇させる。 |
ロケットパンチ | パンチをロケットパンチにする。 (ダイアナンやアフロダイが装着可能) |
メカバズーカランチャー | メカバズーカランチャーを取りつける。 (ガンダムや百式が装着可能) |
プレイ時間
正直、終盤は何度もやり直したので、20時間以上は普通にかかっているはずです。
良い点・楽しい点
ゲームシステム
敵を説得し、味方に引き入れる点が、一風変わった将棋のようで、面白いです^^
容赦ない難易度
「さすがウィンキーソフトが開発に携わったゲーム」と言わんばかりの高難度です。プレイ方法を間違えると、容赦なく先へ進めなくなり、下手をすると、最初からやり直しをする羽目になります^^;
また、密集した強敵の軍団を1体ずつ破壊しては、拠点で回復することになるため、ターン数が60とか70になるのはザラです(笑)。ある意味『昔らしさ』を感じることができ、良い点に見えなくもないです。
(ホントか?...(゚Д゚;))
悪い点・残念な点
戦闘中にセーブできない
本作は、インターミッション時(戦闘と戦闘の間にユニットのパワーアップをする時)しか、セーブすることができません。つまり、現代のスパロボにある、戦闘中のセーブができません。
1マップをクリアするのに、最低でも30分以上、長い所では2時間以上は余裕でかかるため、途中セーブ機能をつけてくれると嬉しかったです^^;
マップが広すぎる
そんなに味方・敵のユニット数が多くないのに、マップが異常に広く、移動するだけで結構疲れます^^;
敵の行動が遅い
敵軍フェーズになった際、敵の行動(移動)が遅く、かなり時間を食われます。もう少しサクサク動いてもらえると嬉しかったです^^;
その他
コツ
強いユニットのみ説得
自軍のロボットが減ってくると、どうしても手当たり次第に説得したくなりますが、自軍の配置できるロボット数に上限があるため、それはやめたほうが無難です。
できるだけ強いロボットを説得し、弱そうなロボットは自軍の強いロボットで撃墜して、経験値の糧になってもらいましょう(笑)。
拠点を上手く使う
マップ上に塔のような形をした拠点があります。この上に配置されたロボットは、毎ターン一定量HPが回復します。敵に攻撃されて、HPが減ってしまった場合は、すぐにここで休ませましょう^^
怪しい場所にユニットを移動させる
パワーアップに必要なアイテムは、拠点のマスでほぼ確実に拾うことができますが、拠点のある場所以外でも、拾えることがあります。
例えば、ちょこんと一箇所だけ生い茂った森等が良い例です。怪しいと思った箇所には、できるだけユニットを移動させるようにしましょう^^
ヒーローの選択
ヒーローには、下記の縛り・優遇点があるため、慎重に選択した方が良いです。
- 全マップ強制出撃
- ただ一人、精神コマンドが使用可能
- ゲームスタート時、パラメータボーナスを付与可能
私はプレイ開始当初、『カッコイイ』というだけの理由で『(初代)ガンダム』を選択して、相当痛い目にあいました。中盤ステージまで行ったのに、わざわざ最初からやり直したのは、良い思い出です。ちなみに、2回目は『ZZガンダム』を選択しました^^
個人的な評価
オススメ度
★★★☆☆ (普通です)
初代スパロボといえど、現代のゲームシステムから逸脱しているわけではないため、スパロボ経験者の方であれば、ある程度楽しめる作品となっています。ただ、『情け容赦無く敵が強い点』、『育成をミスると先へ進めなくなる点』、『1マップ終えるのに物凄い根気と時間が必要になる点』等、足を踏み外すと、ゲームソフトを壁に投げつけ兼ねません^^;
プレイする際は、それなりの精神力と余暇、イライラ防止のためのカルシウム・マグネシウム・GABAをご用意ください(笑)。
最後に
最近のスパロボとはだいぶ違うように見えますが、『マス目を利用したマップ上の移動』、『射程を考慮した攻撃』、『ロボットのパワーアップ』等、根底のゲームシステムはこの頃からほぼ変わっていません。これって凄いことだと思います^^