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とりあえずマ・クベとは全く関係ない。

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【SFC】ドラゴンクエスト6 幻の大地 ~目の前の景色は現実か、幻か~

こんにちは。最終皇帝です。
むむむ、コレを読みたいのに、まとまった時間が取れない(T T)
ライトノベルは一気に読みたいのですが、なかなか人生ってのは、上手く行かないものです(笑)。ちなみに、12巻も読めていないです。もう笑うしかない^^

今回紹介するゲーム

さて、今回は「ドラゴンクエスト6 幻の大地」です。押入れをかき回したら出てきたので、昔を思い出しつつ、書いてみたいと思います^^

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ドラゴンクエスト6 幻の大地 ©1995 アーマープロジェクト/バードスタジオ/ハートビート/エニックス、音楽/すぎやまこういち

価格

確か親にせがんで、発売日近くに買ってもらったため、定価だったと思います。おそらく10,000円以上は普通にしたはずです。

あらすじ

悪い夢を見ていたようだ。自分が魔王「ムドー」という怪物と戦い、石にされてしまう夢だ。そんな嫌な夢を見て、うなされていたのか、ベッドから転げ落ちていた。嫌にリアルな夢だった気がする。
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ここは、山頂の村「ライフコッド」。
数日後に控えた『村まつり』のおかげで、村人達はやや慌しい。そんな中、村長に呼ばれた最終皇帝(仮)は、山のふもとにある町「シエーナ」の職人から、『精霊の冠』を買ってきて欲しいと依頼される。

山のふもとへ降り、冠を買いに行ったが、職人が外出してから帰ってこない。心配で近くを見に行くと、巨大な穴に落ちそうになっている職人を発見。救出しようと試みた。しかし、運命のいたずらか、職人は助かったが、最終皇帝が穴に落ちてしまった。

穴を落ちると、見慣れない町。驚いたコトに自分の体が透明になって、他の人に見えないのだ。その後、不思議な井戸に飛び込むと、元の世界に戻ることはできた。あの町はいったいなんだったのか。

助かった職人から冠を受け取り、村に戻ると、まつりが始まり、精霊の儀式が執り行われ始めた。しかし、その儀式の最中、信じられないことが起きた。まさに精霊というべき姿をした女性が現れたのだ。彼女は、

「あなたは不思議な運命を背負い、生まれてきた者であり、やがて世界が闇に覆われるとき、力が必要になる。そのときが来る前に閉ざされた謎、自身の本当の姿を解き開かせ。」

と語りかけ、すぐに旅に出るよう促した。

そして、村まつりの翌日、彼女の助言を頼りに、最終皇帝は旅に出るのだった。

(結構適当です^^;)

ゲームシステムなど

下のスクエニさん公式動画は、スマホ版ですのでグラフィックがだいぶ違いますが、雰囲気はつかめると思います。
(SFC版の動画はさすがに公開されていませんね^^;)

youtu.be

基本的な部分は、前作「ドラゴンクエスト5」と似ているため、本記事では特徴・大きく異なる箇所のみ、書いていきます。ご了承くださいませm(_ _)m

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モンスターを仲間にする

ドラゴンクエスト5で採用された、モンスターを仲間にする仕様は、本作にも導入されています^^

ただし、仲間にする際は、パーティーに職業が「まものつかい」のキャラクターを入れておく必要があります。また前作よりは、仲間になるモンスターの種類(数)が少ないです。

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型崩れしたスライムが、残念ながらこちらを見ている

転職システム

ドラゴンクエスト3で話題になった、転職システムが久しぶりに帰ってきました。下記、ドラクエ3と異なる箇所がいくつかあります。

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(基本)職種の増加

下記の職種が追加されました。

  • 魔物使い
  • 踊り子
  • 盗賊(スーファミ版ドラクエ3よりも前に登場)
上位職の追加

ドラクエ6では、基本職種を複数、マスター(※)することにより、さらに上位の職種に転職できるようになります。上位の職種は、下記の通りです。

  • バトルマスター
  • パラディン
  • 魔法戦士
  • 賢者
  • レンジャー
  • スーパースター
  • 勇者

※ 熟練度という仕様が追加され、強い敵と戦うことによって、その職種のレベルが上がります。職種のレベルは8段階まであり、8段階に到達すると、マスターとなります。

悟りの書による職種

旅を続けていると、「〇〇のさとり」というアイテムが手に入ります。このアイテムを持っていると、「〇〇」に転職することができます。

「じゅもん」、「とくぎ」コマンド

前作では、人間は「じゅもん」、モンスターは「とくぎ」として、コマンドが固定されていましたが、本作では、種族に関係なく、「じゅもん」、「とくぎ」の両方がコマンドとして用意されています。

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「じゅもん」と「とくぎ」の区分け
じゅもん 「ホイミ」や「メラ」のように、純粋な呪文を使うコマンド
とくぎ

呪文とは異なり、職業毎に覚える必殺技のようなものを使うコマンド。
例えば「まじんぎり*1」とか「ハッスルダンス*2」などがあります。

おそらく本作で、特技の種類が結構増えたため、コマンドを分けたんだと思います。
(例えば、全部まとめて「とくぎ」の中に集約してしまうと、戦闘の際、選びたいコマンドを探すのに、ページが多すぎてダルくなってしまう恐れがあります。)

ステータス「かっこよさ」の追加

ステータスに「かっこよさ」という要素が追加されました。普段は特に役に立ちませんが、あるイベントをこなす際に必要となります。

かっこよさは、各キャラクターの基本パラメータの他、武器・防具にも設定されており、かっこいい武器・防具を装備することで、ステータスを上げることができます^^

簡単に言えば、服のコーディネートをしている感覚ですね。

「ふくろ」

本作から、アイテムが多くなりすぎた際、『預かり所』に行く手間が無くなりました。具体的には道具選択時に、「ふくろ」という選択肢が用意され、この中にアイテムを無尽蔵に溜め込んでおくことができます^^
(簡単に言えば、移動式の預かり所)

これでもう「特定の扉を開けるときしか役立たないカギ」を、頑張って持つ必要が無くなりますね(笑)。

「おもいだす」コマンド

人と会話した後、Xボタンを押すと、その会話を記憶することができます。記憶した会話は、「じゅもん」コマンドの「おもいだす」を使用することで、思い出すことができます^^

プレイ時間

今回はプレイし直していないため、完全な記憶頼みですが、大体30~40時間でクリアできると思います。ただし「裏ボスのダークドレアムを倒すのであれば、もう少し必要」です^^;

※ 「」内をドラッグすると、中身が見えます。

良い点・楽しい点

特殊なストーリー

過去や未来を題材にしたものはよく見ますが、現実世界と幻世界の行き来は、ストーリーとして珍しく、発売当時にプレイした私にとって、すごく新鮮でした^^

過去作品の踏襲

本作は、過去のドラクエの良い部分を少しずつ、踏襲しており、好感を持ちました^^
例えば、下記の点が良かったです。

内容 関連作品
ストーリー進行中の仲間の増加 ドラクエ2, 4, 5
転職システム ドラクエ3
モンスターを仲間にできる ドラクエ5

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BGM

やはりドラクエは良曲が多いです。私的には、

  • 底抜けに明るい「木漏れ日の中で」
  • 勇ましさ全開の「敢然と立ち向かう」
  • 先の見えない大海原を行く「エーゲ海に船出して」
  • 脱力感全開の「もう一つの世界」

あたりが大好きです^^
(下のiTunesさんの曲は、オーケストラ版なのでだいぶ違いますが、よろしければ。)

エーゲ海に船出して <東京都交響楽団>

エーゲ海に船出して <東京都交響楽団>

  • すぎやまこういち指揮東京都交響楽団
  • サウンドトラック
  • ¥250
  • provided courtesy of iTunes

なお、少々珍しく感じたのが、「敢然と立ち向かう」です。今までのドラクエのボス戦闘曲は、敵の威圧感が全面に押し出され、暗い曲調のものがほとんどでした。この曲のように、逆に主人公パーティーの気合いが乗るような曲はシリーズ内でも特殊です。
(あくまで個人的な意見ですが)

BGMのみに限れば、歴代ドラクエの中で、本作が一番好きです^^

町・ダンジョン内の移動スピード

細かい点ですが、町中やダンジョン内を歩くときだけ、移動速度が上がります
(FF5のダッシュみたいな感覚)

これが地味に良いです^^ ちなみに、ゆっくり歩くことはできません(笑)。

悪い点・残念な点

キャラクターの役割の希薄化

本作はストーリー進行中に仲間が増え、転職をさせることができます。一見、システムが増えたことで楽しみが広がったところもありますが、悪い点もあります。それは、転職をすることで、どんな弱いキャラクターも、強くすることができるため、そのキャラクターの特徴が薄くなることです。

例えば、ドラクエ4を例にすると、アリーナは呪文は全く使えませんが、力が強く、会心の一撃を連発できますし、マーニャであれば、攻撃は全くダメですが、強力な攻撃呪文が使えます。

個人的には、こういったキャラクターの「個性」、「役割」がパーティー編成を楽しくしていたと考えています。今更の話ですが、各キャラクターのパラメータに、もう少し偏りを加えても良かったのかなと感じました。

その他

エンディング

これまでのドラクエの中では、珍しくエンディングの中に、寂しく、切ない一幕が流れます。結構お気に入りのキャラクターだっただけに残念です(T T)

個人的には、1~6までプレイした中では、一番印象に残ったエンディングでした。

個人的な評価

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評価グラフ

オススメ度

★★★★★ (かなりオススメします)

過去作品の仕様を踏襲し、それにより、プレイヤーの選択肢・自由度が広がっているところが良いです。また、操作性・ゲームバランス・BGM・グラフィックのどこを取っても、悪い点がほぼ見当たりません。個人的には、これまでのドラクエで2番目に好きです^^ (1番はドラクエ4です)

最後に

転職できるようになった時は、ドラクエ3の時よりも、世界が広がった気がしました^^

*1:会心の一撃レベルの攻撃 or ミスのどちらかが発動する技。

*2:味方全員を回復するダンス。MP消費が無いので便利。