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【SFC】Romancing Sa・Ga2(ロマンシングサガ2) ~世界の平和は、皇帝の犠牲の上に成り立つ~

こんにちは。最終皇帝です。
本日は、私のハンドルネームのネタとなったゲームを紹介します^^

今回紹介するゲーム

さて、今回は「Romancing Sa・Ga2(ロマンシング サ・ガ2) 」です。シリーズ最高傑作とも名高い、ロマンシングサガシリーズの第2作目です。

まるでカレー粉をこすりつけたような風格が、レトロ感をしっかりと醸し出しています。

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ロマンシング サ・ガ2 ©1993 スクウェア

価格

高校の時の文化祭で、友達が出品していたのを見て、すかさず買いました(笑)。
確か100円だったような。今考えると良い買い物をしました^^

バーチャルコンソールでも発売されています。

あらすじ

世界が混沌に包まれるとき、人々の前に現れるという7人の英雄。愚かな人々は、分裂と闘争を繰り返し、その都度、七英雄の訪れを願い、その後平和が訪れると、彼らのことを忘れていった。

そして今、過去の経験を活かせない人間達の手により、世界にまた混沌が訪れた。人々は七英雄の存在を語り始め、、、そして、彼らは来た。

しかし。。。

ゲームシステムなど

前作「ロマンシング サ・ガ」と同様、進めていくシナリオをプレイヤー自身が決めていく、珍しいタイプのRPGです。

youtu.be

戦闘

ターン制のバトルが採用されています。
また、敵との遭遇はランダムエンカウントではなく、シンボルエンカウントとなっています。

戦闘の特徴

戦闘は、装備した武器で行いますが、そのキャラクターの武器の熟練度が上がると、まれに技を閃き、以降使用することができるようになります。

技は、武器毎に分かれており、多種多彩です。また、キャラクターを強化することで、強力な技を閃くことが可能です^^

閃く際、「チュイーン」という音と共に、頭上に電球のマークが表示されるエフェクトが、プレイヤーの間では結構人気だったりします^^

伝承法

「伝える者と受け継ぐ者に、強い意志があれば、志と能力を受け継ぐことができる」システムというのが謳い文句です。

簡単に言ってしまうと、前の皇帝の良いトコロを、後の皇帝が全て引き継ぐという意味です。また、パーティーに加える兵達の強さは、皇帝の強さに比例するので、皇帝をドンドン強化して行くコトになります。皇帝の強化は一つのやり込み要素ですね。

イベント

イベントは、固定イベントフリーイベントの2つに分かれています。フリーイベントは、必ずしもプレイする必要は無いですが、クリアすることで、国の収入が上がったり、新しい種族(クラス)の仲間をパーティーに加えることができるようになります。

キャラクター(種族)

仲間にできるキャラクターは多種多様で、例えば以下のような種族(クラス)があります。下記は一例で、まだまだ大量のクラスがあります。

クラス名 特徴
帝国重装歩兵 名前の通り重装歩兵。HPが高くなり易い。盾役。
帝国猟兵 弓が得意な軽装兵。あまり特徴が無い。
宮廷魔術師 術が得意なクラス。打たれ弱い。魔力が高い。
軍師 術が得意なクラス。宮廷魔術士級に打たれ弱いが、
魔力が相当高い。
イーストガード オリエンタルな服装の剣士。腕力・素早さが高く。体術向き。
アマゾネス 女戦士。バランスが良い。

陣形

キャラクターを仲間にすると、その種族(クラス)が持つ陣形が手に入ります。
陣形を選択することにより、キャラクターの素早さや、防御力を上げたり、術の威力を上げたりすることができます。

帝国の財政構築

帝国には、武器開発のチームが編成されていて、そこでは、新しい強力な武器の開発ができます。ただし、開発には資金が必要になります。

開発資金は、国の収入から賄うシステムとなっていて、モンスターとの戦闘を繰り返すことで、お金が貯まっていきます。

また、様々なフリーイベントをこなすことで、他の国や地域との繋がりができ、収入が上がっていきます

フリーイベントをこなしつつ、収入を上げ、ラスボスに挑むための武器を開発していくところも、楽しめる要素の一つになっています^^

プレイ時間

途中何度かゲームオーバーでやり直しまくることがありましたが、大体30時間程度でクリアすることができました。

良い点・楽しい点

ストーリー

「世界各地の異変に対応、調和を守りながら、七英雄を退治する」という、目的がシンプルで分かり易いストーリーとなっています。

BGM

本作は、伊藤賢治さん担当ということもあり、名曲が数多く排出されています。特に「クジンシーとの戦い」や「ラストバトル」、「七英雄バトル」は、数ある戦闘曲の中でも、多くの人に愛されています。

私は、「ラストバトル」が一番好きです^^

クジンシーとの戦い

クジンシーとの戦い

  • 伊藤賢治
  • サウンドトラック
  • ¥150
  • provided courtesy of iTunes
ラストバトル

ラストバトル

  • 伊藤賢治
  • サウンドトラック
  • ¥150
  • provided courtesy of iTunes
七英雄バトル

七英雄バトル

  • 伊藤賢治
  • サウンドトラック
  • ¥150
  • provided courtesy of iTunes

多彩な武器

使用できる武器が多く、ゲームに慣れてくると、自分が使用していない武器の最強技が見たくなってきます。最終的に、皇帝の武器熟練度を限界まで上げる程のやり込みを、始めてしまう「さが(運命)」となります^^;

自分好みのパーティー編成が可能

仲間にできるキャラクターの種類が細かく分けられていて、術タイプ、パワータイプといったものに分かれています。
陣形の効果を組合せて、術重視、武器重視、バランス重視など、自分好みに編成することができます。

この点が一番のやり込み要素になります。自分の中の最強パーティーを作り出し、ラスボスをボコボコにしてやりましょう^^

悪い点・残念な点

伝承法システムの分かりにくさ

伝承法システムは、分かってくるとドンドン面白くなっていくのですが、分かるまで少々時間がかかります。

その他

キャラクターの名前

パーティーに追加するキャラクター達には、固定の名前が付いていますが、なかなか特徴的です。

例えば、宮廷魔術師の女性であれば、「エメラルド」や「サファイア」といった宝石の名前
イーストガードであれば、「ジュウベイ」や「ガンリュウ」、「ソウジ」といった歴史上の有名人物

軍師であれば、「チュウタツ」や「モウトク」、「ハクゲン」といった三国志系の人物の字(あざな)が使われています。

七英雄の名前の由来

七英雄の名前の由来は、「東京の山手線の駅名」と言われているのは、有名な話。作者の「ちゃめっけ」が垣間見えますね^^

名前 由来の駅名
クジンシー 新宿
スービエ 恵比寿
ノエル 上野
ロックブーケ 池袋
ダンターグ 五反田
ボクオーン (新)大久保
ワグナス 品川

個人的な評価

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評価グラフ

オススメ度

★★★★★ (かなりオススメします)

ストーリー・サウンド・グラフィック全てにおいて、目立った悪い点は無く、思い出に残るRPGの1つとなっています。

伝承法システムについては、最初慣れるまで、その利点とやり込み要素が分かりにくく、「死んでは新たな即位が繰り返されるだけ」と勘違いされてしまう可能性があります。最終的には、その面白さに気づかず、序盤でやめてしまうことも。
(実は、私は高校の頃、これが理由で一度やめました)

そういった点では、「遊びやすさ」の部分が満点とは言えませんでした。とはいえ、至高の作品です。レトロゲームマニアの方、必ずプレイしておいてくださいね^^

最後に

ちなみに、プレイ中の最終皇帝の名前を「ラストエンペラー」ではなく、何故か「ラストサムライ」にしていたことは内緒。