あれはいいものだ。

とりあえずマ・クベとは全く関係ない。

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【GB】少年アシベ ゆうえんちパニック ~無意味な戦闘が今、始まる~

こんにちは。最終皇帝です。
みなさんは「ペット」を飼っていますか。今回紹介するゲームには、日本の家庭には絶対いないであろうペットが登場します。

今回紹介するゲーム

さて、今回は「少年アシベ ゆうえんちパニック」です。昔は夏休みになると、午前中に少年アシベの再放送をやってまして、良く見ていました。最近NHKあたりでリメイク版を放送しているようですが、私はやはり昔のオリジナルが好きですね^^ Amazonさんで見た感じでは、VHS版しか出ていないようですね。あー、ブルーレイ版で出てくれないかなぁ。

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少年アシベ ゆうえんちパニック ©TAKARA CO.,LTD. 1991

価格

近くのBOOK OFFで108円で購入しました。 バーチャルコンソールでは発売されていないようです。

あらすじ

ある日、アシベの家に、じいちゃんから1通の手紙が届いた。中を見ると、じいちゃんが社長を務める会社で「アシヤファンタジーワールド」という遊園地をオープンしたとのこと。手紙はアシベを招待するためのものだった

ところが、遊園地に到着すると、何やら慌しくなっている様子。どうやら、じいちゃんがアシベに渡そうとしていたプレゼントが盗まれてしまったようなのだ

そのことを知ったアシベ達は、じいちゃんのプレゼントを求め、遊園地を旅することになるのであった

ゲームシステムなど

遊園地内を歩き回り、敵を倒しつつ、じいちゃんのプレゼントを回収していくRPGです。

キャラクター

最初に選択するアトラクション先で、2人の仲間が加わります。鉄板のキャラクターだけでなく、キワモノのキャラクターも出てきます。

ステータス

このゲームはRPGにしては珍しく、「レベル」という概念がなく、ずっと同じパラメータで進行します。また、キャラクターごとに「力が強い」とか「防御力が高い」といったものも無い様で、みんな同じ強さになっています

ただし、HPのようなものはあり、敵から攻撃を受けると、何故かゴマちゃんの顔色が悪くなっていきます。(何故キャラクターではなく、ゴマちゃんの顔色が悪くなるんだろう^^;)

戦闘

戦闘は、各キャラクターの特色に応じたコマンドが用意されており、それで攻撃します。例えば、アシベであれば「おおごえ」を出す、まおちゃんであれば、「無言」といった、攻撃手段(?)を持っています。

攻撃手段は異なるものの、攻撃力はどのキャラクターも同じようです(笑)。

なお敵も、ボス以外はほぼ同じパラメータなので、同じパラメータのアシベ達と敵が、エンカウントする度に、やや無意味な戦いを続けることになります
(戦闘後にコインというものをもらえるので、そこだけは意味がある)

強引なゴマちゃんの起用

ゴマちゃんの出番は1箇所あります。それはHPの回復です。アシベ達が敵から攻撃を受けた際、「ゴマちゃん」というコマンドを使用すると、アシベ達のHPが回復します。

ただ、よく分からないのは、「ゴマちゃん」というコマンドは無限に使用することが出来ます。なので、戦闘中やフィールド移動中、危なくなったら何度も使用することになります。

プレイ時間

5時間ぐらいでクリアできます。

良い点・楽しい点

BGMが良い

シナリオや、戦闘パラメータの件が、グダグダなのは置いておいて、マップやタイトルでかかる曲のクオリティが凄く高いです。 

悪い点・残念な点

戦闘する意味がほぼ無い

レベルアップという概念が無いため、ひたすら、やや無意味な戦闘とエンカウントを繰り返し、「じいちゃんのプレゼントを取り返す」シナリオを進めていくことになります。戦闘をする意味は、「イベントポイントを通過するためのコイン稼ぎ」だけなので、コインが満タンまで貯まっている状態で、戦闘をする意味は皆無です^^; なんだかなぁ。

マップが広くて、エンカウント率がやや高い

上に書いた通り、敵と戦う必要がほとんど無いのに、マップがかなり広く、エンカウント率もやや高いです。そのため、無意味な戦闘を何度もしなければなりません^^;

その他

知らぬ間に仲間が増えている

各アトラクションに入ると、その時々固有の仲間がパーティに加わります。その際、冒頭の会話で一言も発していないメンバーが、急に参加していたりします。

例えば、ペッペッペさんと話しているのに、何故か冒頭の会話にも参加していないオッサンが、一人後ろから付いて来ます。ステータスから確認すると、「アジタ」がいました(笑)。

ちなみに、冒頭の会話すら始まらず、攻略がスタートするステージもあります^^;

誰もいない所に話しかけた時の一幕

このゲームには、フィールド上の人と話すための「はなす」コマンドがあります。このコマンドを利用して、誰も人がいないところに話しかけると、こんな内容が表示されます

アシベは なにかに はなしかけました

 しかし へんじが ありませんでした

 でも きをおとさずに がんばってね

手紙か(笑)。なんかイタイ人みたいじゃない^^; 励まされると逆に凹む(笑)。

 

ちなみに「しらべる」コマンドを使用して、スカすると

なにかあったら よかったのにね

というメッセージが表示されます。ほっとけ(笑)。

個人的な評価

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評価グラフ

オススメ度

★★☆☆☆ (あまりオススメしません)

少年アシベを知らない人には、オススメできません。逆に知っていて、グダグダなストーリーを「クスッ」と笑える方にはオススメします。元々少年アシベというアニメ自体が、「グダグダな日常を描いたギャグアニメ」みたいなものなので、その辺の感覚で遊べば、割とハマるかもしれません。私は意外と楽しめ、費用対効果が割と高かったです^^ (ただし、戦闘だけは苦痛^^;)

最後に

個人的に、タイトル画面のBGMでかかる「まかせて!チン・トン・シャン」が凄くお気に入りです。いつかこういうアレンジをファミコン音源で作りたいです^^