こんにちは。最終皇帝です。
あと1週間ほどで今年も終わりですか。
個人的にも、世間的にもあまり良い1年ではありませんでしたが、なんとか今年も無事終えることが出来そうです。
少なくとも、来年は今年よりも良い年になることを願います。
さて今回は、そんなしんみりした気持ちが馬鹿らしくなるほど、ゆがんだ王様が出演する作品を紹介したいと思います。
今回紹介するゲーム
今回は『ダンジョンランド』です。
価格
だいぶ前にHARD OFFにて、324円で購入しました。バーチャルコンソールでは発売されていないようです。
あらすじ
あらすじは全部で3つあります。
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むかしむかし、あるところにダンジョンランドという平和な国がありました。
ある日のこと、勇者『最終皇帝』はお城に招かれ、二日酔いで体調の悪い王様に
依頼事をされました。
話を聞くと、昨晩、酔っぱらっていた王様は「あともう一杯だけ」と
城の倉庫に忍び込み、やっとのことで見つけた年代物の酒瓶を開けたところ、
それが魔王を封じ込めていたツボだったとのこと。
というわけで、このままでは飛び出した魔王に国を乗っ取られてしまうため、
最終皇帝はしぶしぶ旅に出ることにしたそうです。
ちなみに、王様は最終皇帝が戻るまで、酒を呑んで待っているそうです(笑)。
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(書いている方が恥ずかしくなってきた。)
ゲームシステムなど
先の見えない迷路を掘り進みながら、目的地を目指したり、アイテムを探したりする、迷路系ボードゲームです。
迷路
このゲームは基本的に、先の見えない迷路を1つずつブロックを消しつつ、敵プレイヤーよりも先にダンジョンのゴールを目指します。
主人公と敵プレイヤーにはそれぞれターンがあり、各々がターンごとにブロックを削っていきます。
削っていく際、通れない壁にぶつかると、そのプレイヤーのターンが終了し、相手のターンに移行します。
いずれかのプレイヤーがゴールに到達(モードによっては、ゴールの先にいるボスを撃墜)すると勝利となり、そのダンジョンが終了します。
ボスとの戦い
モードによっては、目的地にゴールした後、ボスとの戦いが待ち受けています。
ボスとの戦いは迷路ではなく、避けながら敵を攻撃する、単純なアクションゲームになります。
ストーリーモード
下記の3つが用意されています。
それぞれ細かいルールは異なりますが、基本的にはフィールド上に点在している敵を撃破して先へ進みます。
まおうをたおそう
ひたすら敵を倒しつつ、最後に待ち受けるボスを撃破するモードです。
ひめをすくえ
家出した姫を探しにいきます。ダンジョンをクリアする毎に家出した姫が隠れていないか確認することができ、見つかるとクリアとなります。
たからをもとめて
敵との交戦中に手に入る宝物を集め、最終的にお城に持って帰って王様を喜ばせるモードです。取得した宝物の量(スコア)によって、王様の喜び方が変わります。
とりあえず、宝物を持っていようが、いまいが、王様のところに戻るとゲームクリアになります。
(なんかメタルマックスの序章で、親父に話しかけてカタギに戻ると、エンディングを迎えるアレを思い出しますわ。)
アイテム
迷路のブロックを破壊していくと、宝箱(?)が出現し、開けると便利なアイテムを取得することできます。
アイテムの種類は様々で、ブロックを一気に破壊したり、ゴールの目の前にいきなりワープしたり、プレイヤーの進行を有利にするものや、敵の移動距離に制限を与えたりするイジワル系のものなどが存在します。
アイテムは迷路で手に入れる以外に、フィールド上のショップでお金を出して購入することもできます。
プレイ時間
ストーリーによって、かかる時間は異なります。
『まおうをたおそう』はレトロフリークの倍速機能を使用しても、1.5h~2.0h程度はかかった気がします。
他の2ストーリーは運と、どこまでプレイヤーが頑張るかによって、プレイ時間が変わってきます。
良い点・楽しい点
王様のやる気の無さに笑う
このゲームに登場する王様は、これまで私が見た王様の中でも、1位・2位を争うほどのクズでした(笑)。
酒を飲み過ぎて魔王を復活させたり、王女のお菓子を食いまくって家出されたり、どうしようもないドラ王です。
ゲームの進行には全く関係ないですが、あまりのひどさに開始10秒で吹いてしまいました。今の時代だと、このゲームは子供向けに発売できないかもなぁ。
案外運ゲーじゃない
プレイ開始当初は「ランダムに生成される迷路だから、普通に運ゲーだろう」と思っていましたが、意外と敵を欺いたり、進行を有利にするための戦略性があり、ハマると結構楽しめます。
悪い点・残念な点
ターン毎の待ち時間が長い
正直、悪い点はほぼこの1点に尽きます。
味方・敵のターンの切り替えや、キャラクターの移動、各アニメーションのスピードが全て遅く、非常にイライラします。
あまりに遅いので、しびれを切らした私は途中からレトロフリークの倍速機能を使用し始めました。
私のように気の短い方は、倍速機能を使用せずに最後までプレイするのは、おそらく難しいでしょうね^^;
途中セーブできない
ストーリーによっては、長期戦になるものがあり、途中セーブできなかったのがかなりイタイです。
プレイ進行が遅いこともあり、やはりレトロフリークは必須な気がします。
その他
役に立つアイテム
フラッシュ
洞察力と記憶力に自信がある方は、このアイテムさえあれば、隠されたアイテム位置も、ゴールへの道筋も簡単に把握できてしまうでしょうね。
ボスまえいどう
一瞬にしてゴール地点の手前まで移動できるアイテムです。
『のろいのくつ』との併用がオススメ。
のろいのくつ
敵の1ターンの移動を1歩に制限してしまうアイテムです。
くらやみじごく
敵が破壊した『?』ブロックを全て元の状態に戻してしまうアイテムです。
個人的な評価
オススメ度
★★☆☆☆ (あまりオススメしません)
王様のダラけた雰囲気とは裏腹に、なかなか戦略性のあるボードゲームです。
小難しくなくとっつきやすいゲームシステム、ゲームボーイ特有のサウンド、そこそこしっかりしたグラフィックなど、外見はかなり良いゲームなのに、進行速度が異常に遅く、それが全てを台無しにしてしまっている感じが否めません。
全体的に、もう少しリズムの良いゲーム進行になっていれば楽しめたのに、非常に残念です。
価格面ですが、324円は妥当なお値段と思いました。うーむ。
最後に
私も毎日酒を呑みまくって、ポーカーで遊んで、お菓子を食いまくるクズ王様に一度なってみたいなぁ。