あれはいいものだ。

とりあえずマ・クベとは全く関係ない。

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【WS】ラストスタンド(Last Stand) ~各地の仲間を集め、崩壊した世界を救う育成シミュレーションRPG~

こんにちは。最終皇帝です。
最近、ゲームボーイソフトばっかりプレイしていたため、他のゲーム機で遊びたくなりました(笑)。というわけでちょっとの間、ゲームボーイ記事はお休みの予定です。すぐに気が変わるかもしれないですけど。

今回紹介するゲーム

さて、今回はワンダースワンの『ラストスタンド』です。ワンダースワンソフトの紹介は約3ヶ月ぶりですね。

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ラストスタンド(Last Stand) Ⓒ1999 BANDAI

価格

少し前に遠出した際、リサイクルショップで480円で購入しました。

あらすじ

悠久の昔、突如として現れた『魔王』を人と亜獣が力を合わせ、闇の底に封印した。しかし、その激しい戦いの中、勇士達を率いて戦った『英雄王ロワ』は、魔王の封印と引き替えに命を落としてしまった。そして、その一族は魔王の呪いによって、時の流れから取り残され、世界をさまようのであった。

そして、魔王との戦いから長い時が過ぎた今、クルゼの護りの崩壊により、平和だった世界に異変が起ころうとしている。ロワの一族の一人『アレク』達は、この異変を食い止めるため、旅に出るのであった。
(結構適当です)

ゲームシステムなど

一応、育成要素強めのシミュレーションRPGです。

進軍

軍を従えて、隣接する地域へ進軍していきます。最終的にその地域に出没するボスを撃破すると、地域を解放することができます。

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進軍前の味方配置イメージ

戦闘

戦闘は全てAIがオートで行い、プレイヤーが操作することはありません。そのため、戦闘が無事終わるまで、行く末を見守るのみです。ある意味、特徴的ですね。

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進軍時のイメージ

敵の進軍

ターン制を組んでいるようで、こちらの進軍が終了すると、敵軍が徐々に進軍してきます。敵が本拠地に入ってきてしまうとゲームオーバーになってしまうため、注意が必要です。

育成

勇士

このゲームの主人公『アレク』に力を貸す戦士達のことを『勇士』と呼びます。勇士にはそれぞれ職業やレベル等が設定されています。

転職

毎年1回、上級職への転職するチャンスがあります。
詳細な条件はよく分かりませんでしたが、レベルが一定以上になったり、ある程度の教育を受けた勇士になると、転職可能になるようです。一応プレイした限りでは、下記の職業がありました。まだ他にもあった気がします。

基本職 上級職 上級職の詳細(ゲーム内の説明より)
戦士 上級戦士 戦士の力を全体的に底上げした前衛の要。
  騎士 槍を武器に鎧と盾で身を固めた重量級戦士。
  剣士 大剣を振り、一撃にかける剣の達人。
僧侶 司祭 祈りにより、さらに強力な神力を得る、真の聖者。
レンジャー(男) 弓士 強力な弓で高い所の亜獣も倒す、森の守り人。
  拳闘士 拳を剣とし、素早さを武器とする戦いの達人。
レンジャー(女) 猛獣士 ムチを使い、獣を操る魅力的な山野の万人。
  呪術士 敵を惑わし、必殺の呪術を自由に操る強力な術士。
魔法使い 魔道士 より強力な魔法を操る魔道の探求者。
訓練

解放した地域に遠征に向かいます。進軍の時と同じように戦闘をすることで、勇士達のレベルを上げることができます。

教育

勇士を教育施設に預けることができます。教育の内容は様々で、筋力強化や耐久力強化、キャラクターの前衛・後衛どちらに位置どるかを決める『志向』の強化などがあります。

なお、教育したからといって、レベルが上がるわけではありません。
(おそらく、見えないパラメータが上昇しているはず)

探索

マスターを使って、新しい勇士を探しに行かせます。探しに行く際は、探索する土地と期間を選択することができます。

土地に関しては、戦士がスカウトされやすかったり、魔法使いがスカウトされやすかったり、地域差が出てきます。

期間に関しては、『短期』、『長期』、『委任』の3つの中から1つ選択でき、期間が長いとスカウトして連れてきた勇士の『期待度』というパラメータが高くなりやすいようです。期待度が高いとどうなるのかはよく分かりませんでした。

(この辺は、説明書とかが無かったため、ハッキリは分かりません。もしご存知でしたら、お手数ですが、コメントをお願いいたしますm(_ _)m)

マスター任命

毎年1月になると、特定の勇士を、勇士達を従えるマスター(リーダー)に任命することができます。マスターが増えると、1ヶ月の間に多くの敵と戦ったり、新しい勇士を探すための『探索』に行かせることもできます

なお、マスターに慣れるのは上級職になった勇士のみです。

進軍、訓練などを行うと年月が進みます。仲間にした勇士達は歳を取ると、引退することになるため、育成をする際には若手を育てるなど、注意が必要です

プレイ時間

18時間ほどでスタッフロールを見ることができました。
なお、最初にプレイした際、途中で全く前に進めなくなり、6時間プレイした時点で泣く泣く最初からやり直しました^^;
(結局、25時間ぐらいこのゲームをプレイしていたことになりますね)

良い点・楽しい点

チーム編成

仲間を探索し、育成し、強いチームを編成していくところに面白みがあります。職業も色々と用意されているため、自分好みの偏ったチームにできるところも良いです。

ストーリー上の会話が多すぎない

このゲームは全体的に要点のみを適度な分量で会話してくれるため、ストーリーが割と掴みやすかったです。私は長文を読むのが苦手なもので、助かりました。

ちなみに、ストーリーについてキャラクター同士で会話するのは基本的に、各地域へ進軍した際のボスとの戦闘時と、戦闘終了後のみです。

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戦闘後の会話のイメージ

操作が軽い

全体的にキーレスポンスが良く(若干良すぎるところもある)、操作が軽快です。

悪い点・残念な点

勇士達のパラメータ表示

各勇士達は教育をしたり、レベルが上がることで強くなるようですが、どのぐらい強いのかを表す数値的なパラメータがありません。そのため、彼らがどのぐらい強いのかは、敵と戦ってみないと分かりません。

ボリューム

ストーリーが長く、ボリュームがあるのは良いのですが、だんだん同じ作業の繰り返しになってくるため、終盤は少々飽きてきます。

戦闘が長引くときがある

AIの問題が少々あるのか、戦闘時に味方と敵がなかなか近寄らず、こう着状態のまま、やたらと時間を食うときがあります。一応、一定の時間が過ぎると『引き分け』という形で戦闘は終わりますが、可能であれば、戦闘スキップの機能を付けて欲しかったです。

その他

戦争シミュレーションというよりは育成シミュレーション

基本的に戦闘はAIが自動で行いますし、指示を出したりということも無いため、勝敗の行方は育成した勇士のポテンシャルと、敵との相性で決まります。

コツ?

訓練の派遣で敵と戦うよりも、進軍して、ある程度まで戦ったら、退却するほうがレベル上げの効率は良さそうです。『訓練の派遣』では、1ヶ月で1小隊しか戦闘に出られない一方、『進軍 + 退却』では、1ヶ月に複数の小隊が戦闘に出撃できます。
(ただし、後者は退却時に1ヶ月消費します)

最終的にはレベルの高い勇士が強い

開始当初は、強そうな上級職に就くため頑張って工夫していましたが、なんだかんだ最後に残った主力は、間単に転職できる『上級戦士』、『魔道士』、『猛獣士』でした。一見、賢者とか剣士あたりが強そうに見えますが、結局最後は手塩にかけ、レベルを上げまくった勇士が強いです(笑)。
(さすがに、戦士とか僧侶のような基本職では難しいですが)

個人的な評価

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評価グラフ

オススメ度

★★★☆☆ (普通です)

転職により、好きな職業の勇士を集めたり、育てたりして、強力な勇士を作り上げていくのが面白いです。ただ、育てた勇士が完全にAIで動いてしまうため、『命令をする』といったようなアクティブな操作が無く、ちょっと残念でした。また、一回一回の亜獣との戦闘自体にかなり時間がかかるため、サクサク進められないところが難です。

最後に

ラスボス戦で王子が言い放った「ゆけ!これが僕たちの・・・『ラストスタンド』だ!!」という言葉になんだかちょっとシビれてしまいました。
※ 「」内をドラッグすると、中身が見えます。

一応、『英辞郎』翻訳で有名なALCさんのサイトで翻訳したところ、『ラストスタンド = 最後の抵抗』という意味らしいです。ちょっとかっこいい。