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【GB】ドラゴンクエストモンスターズ テリーのワンダーランド ~モンスター育成ジャンルの第2の起爆剤~

こんにちは。最終皇帝です。
最近、会社でも私生活でも、ひたすら『MINTIA(ミンティア)』をほおばっています。

これまでミンティアとかフリスクとかって「どうせ目が覚めるほど、辛かったり、爽やかだったりしないんでしょ」とタカをくくっていましたが、食べてみてビックリ。なかなか刺激的ですね。

私は黒いケースの『Dry Hard』と青いケースの『COLDSMASH』を愛用していますが、こりゃあしばらく手を離すことができませんわ。

今回紹介するゲーム

さて、今回は「ドラゴンクエストモンスターズ テリーのワンダーランド」です。少し前に3DSでリメイクされていましたね。

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ドラゴンクエストモンスターズ テリーのワンダーランド Ⓒアーマー・プロジェクト/バードスタジオ/エニックス 1998

価格

発売当時に定価で購入したため、5,000円程度はしたと思います。中学生の頃、ローソンのLoppiで購入したのを覚えています^^

バーチャルコンソールでは、発売されていませんが、3DSでリメイクされています

あらすじ

ある夜。

なかなか寝付けない少年『テリー』は、姉の『ミレーユ』を困らせていた。しばらくして仕方なく床についたテリーであったが、やはりまだ眠くなかった。暇なので隣の部屋に移動すると、タンスの引き出しから、何やらモコモコした黒い生き物が現れた。彼の名は『ワルぼう』。マルタの国の生き物らしい。そして、唖然としているテリーを尻目に、なんと彼は寝ていたミレーユを連れて行ってしまったのだ。

何が起きたのか分からず呆然としていると、今度は白い綿のような生き物『わたぼう』が現れた。どうやら彼もミレーユを探しているようだ。訳は分からなかったが、テリーはミレーユの行方を探るため、わたぼうについていくことになった。

わたぼうについていった先に広がるのは、タイジュの国。到着してすぐテリーは『マスター』という扱いを受けたが、なんのことかさっぱり分からない。

通されるがままに、タイジュの国王の話を聞くと「ほしふりの夜の大会に出て、優勝して欲しい」と懇願されたのだった。テリーはミレーユを探したかったが、聞くところによると「この大会で優勝した者は夢が叶う」という言い伝えがあるらしく、ひとまずその夢にかけてみることにした

『ほしふりの夜の大会』は、マスターが従えたモンスターを戦い競わせる大会。テリーは強いモンスターと出会うため、さまざまな『旅の扉』で異世界へと旅立つのであった。

(結構適当です^^;)

ゲームシステムなど

ドラゴンクエストでお馴染みのモンスターを収集・配合・育成・戦闘させ、大会の頂点を目指すRPGです。

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フィールド移動のイメージ(ドラキーがなんか変)

戦闘システム

戦い方に関しては、従来のドラゴンクエストとほぼ同じです。ただし、下記の特徴があります。

主役はモンスター

本作の主役はモンスターです。移動する際は3匹まで従えることができ、戦闘は基本的にモンスターのみで行われます。

テリーは戦闘に加わらない

主人公は『テリー』ですが、彼は戦闘にはほぼ参加しません。ただし、モンスターに肉を投げたり、味方モンスターに回復アイテムを使用したり、作戦を指示する等、サポート的な役割に徹します

武器・防具の装備はない

本作には武器・防具の要素が無く、モンスター自身のパラメータが戦闘での強さの強弱に影響します。

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ステータス画面イメージ

モンスターを仲間にする

本作の大きな特徴の1つ、モンスターを仲間にすることができます。以前紹介したドラクエ5(と6)のシステムを一部踏襲した形になりますね。仲間にする場合は、ドラクエ5の時と同様、敵と交戦して、戦闘後に運が良ければ仲間になってくれます。

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モンスターが仲間になりそうな画面イメージ

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仲間になる確率を上げる肉(エサ)

ドラクエ5と大きく異なる点として『仲間になる確率を上げる肉(エサ)』の存在があります。ドラクエ5の時は『仲間へのなりやすさ』はそれぞれのモンスターに依存しており、レア度の高いモンスターは、何度も戦う以外に近道がありませんでした。

本作は『ほねつきにく』や『しもふりにく』といったアイテムを戦闘中にモンスターへ投げることにより、仲間になる確率を上げることができます^^

配合

所持しているモンスターのオス・メス2匹を使用して、新たなモンスターを誕生させる『配合』というシステムがあります。本作の特徴の1つですね。いろいろな種類のモンスターを掛け合わせることで、様々なモンスターを生み出すことができます。

旅の扉

本作は、ナンバリングのドラクエのように、大きな世界を旅して行くシナリオ・システムではなく、タイジュの国にある『旅の扉』を介して、異世界へ行き、その世界毎に存在する『ぬし』を倒していきます

なお、『ぬし』のところまで続くダンジョンマップは、『自動(ランダム)生成機能』が適用されており、マップの構成が毎回異なります。

風来のシレンもこの機能が適用されていますね^^

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格闘場

SからGまでのクラスに分かれた試合を行います。1クラスにつき、3人のマスターが相手となり、全ての試合に勝利すると、テリーのクラスが上がり、新たな『旅の扉』が開かれます。

最終的にSクラスまで勝ち抜くと、『ほしふりの夜の大会』に出場する資格を得ることができます。

なお、試合中はモンスターへの命令(作戦指示は可能)・アイテムの使用ができないため、出場させるモンスター(3匹)の選定には注意が必要です。

プレイ時間

20時間前後でスタッフロールを見ることができると思います。ただ、このゲームはある意味、スタッフロールを見た後からが本番になるので、最後まで行くと何時間になるか分かりません。
(子供の頃、スタッフロールを見た後やめてしまったのが、悔やまれます^^;)

良い点・楽しい点

配合システム

これまで交配・育成系のゲームは色々ありましたが、世間に知らしめたのは、間違いなく本作です。『大切に育てたこの子と、この子を配合することでどんなモンスターが生まれて来るんだろう?』とワクワクしながら掛け合わせ、生まれて来た子供を一人前のモンスターに育てていくのは、本作の醍醐味ですね。

モンスターの種類が多い

細かい数は分かりませんが、登場するモンスターの数が相当多いです。戦闘や配合などで「あ~こんなんいたわ~」と、たびたび懐かしんでしまいました。

BGM

個人的には、配合をするための『ほしふりのほこら』で流れるBGMは、これまでのドラクエで10位以内に入る良曲だと思っています。
(iTunesさんに無いのが残念)

悪い点・残念な点

ぬしに会うまでが少々退屈

旅の扉の先に広がるマップ構成(草原の中とか、森の中とか)が単調なため、その世界の『ぬし』に会うまでの道のりが少々退屈になります。また、低いテンションのBGMが長い間流れ続けるため、当時はプレイ中、やたらと眠気に襲われました。

移動が少しもっさり

人によっては気にならないかもしれませんが、フィールドの移動速度が若干遅く(もっさり)感じます。

牧場に置いておけるモンスターが少ない

ポケモンと同じように、モンスターを保管しておくことができます。ただ、モンスター保存の入れ物が小さく(少なく)、全部で40匹ぐらいしか入れておけません。この辺はもう少し大きくして欲しかったです。

その他

他人のモンスターをぶんどる

他国マスターとの戦闘時に『しもふりにく』を与えると、戦闘後に仲間になることがあります。野生だけでなく、他の人が従えているモンスターをぶんどることができるシステムは、ポケモン慣れしていた私にとっては、結構新鮮でした。
(ポケモンでは、他のマスターの所持するポケモンにモンスターボールを投げても、弾き返されてしまいます)

なお、他国マスターが所持しているモンスターは、割とレア度の高いものが多く、『戦闘になったら、まずはぶんどる』というのが、ほぼ常套手段となっていました^^;

『まんたん』コマンド

現代のドラクエでは当たり前となった『まんたん』コマンドですが、本作にはまだ登場していません。これさえあれば、もっとスムーズに遊べていただろうなぁ。

ドラゴンクエスト1・2に近い作り

特にグラフィックについては、以前紹介した『ドラゴンクエスト1・2』にかなり近い作りになっています。

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ちなみに・・・

私が当時使っていたモンスターは、

  • アクバー
  • しにがみきぞく
  • キングスライム (友人からもらった)

だった気がします。確か私のアクバー・しにがみきぞくが異常に弱くて、友人からキングスライムをもらいました。ただ、コイツが相当なバランスブレイカーで、Sランクの大会や、ほしふりの夜の大会で出てくる敵をいとも簡単に、根絶やしにしていました(笑)。やっぱりやりこんでいる人のモンスターは違いますね。

「ふははは!コイツがいれば大魔王も一捻りじゃっ!!」

「それ いいすぎ」

個人的な評価

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評価グラフ

オススメ度

★★★★★ (かなりオススメします)

過去のドラクエ作品で登場したモンスターを仲間にし、プレイヤー独自のパーティー構成で旅ができる点は、ファンとして大いに盛り上がります。また、「配合を繰り返すことで、より強力なモンスターを手に入れることができる」というやり込み要素もあり、シナリオクリア後も長く楽しむことができます。ドラクエ5あたりのゲームシステムが好きだった方は、本作も楽しめるのではないでしょうか^^

最後に

過去の良かったシステムを次回以降の作品に踏襲するところは、(スクウェア)エニックスさんの良いところですね。

話は変わりますが、あの頃のLoppiは、古いゲームを専用のカートリッジに書き込む、おかしな機能が付いていたような。