こんにちは。最終皇帝です。
私的に、幸せな睡眠が取れる時間があります。それは、土曜日の「16時~18時」、日曜日の「10時~11時30分」。この辺りは、何も心配事を感じず、おおらかな気分で寝ることができます。
「ストレス社会」なんて言葉が流行っている昨今、一週間のうち、気分がよくスッキリできる「幸せな時間」を作りたいものですね^^;
今回紹介するゲーム
さて、今回は「ドラゴンクエスト4 導かれしものたち」です。私の中では、歴代ドラゴンクエストの中で、一番好きな作品です。外装の風化具合が、レトロゲーム感を思いっきり醸し出していますね。
(実際は、私の管理が悪いだけ(´・ω・`) )
価格
私が物心ついた時には、既に家にありましたが、おそらく定価で購入したはずです。ということは、価格は8,000~9,000円あたりかな?
PSや、DSのリメイク版はありますが、ファミコン版のバーチャルコンソール等は、無いようです。
あらすじ
(ファミコン版は、プレイを開始すると「第1章」に入ってしまうため、PS版のドラゴンクエストの「序章」のあらすじで説明します。)
ここは、エンドール城の東にたたずむ小さな村。最終皇帝は、いつものように、剣の修行をしていた。正直なところ、剣の修行自体も必要なのか分からないが、村人達は、熱心かつ優しさをもって、最終皇帝のことを育ててくれる。
そして、幼馴染のシンシアというキレイなガールフレンドもいて、寂しさも、不自由さも無い、平穏な生活を送っていた。
そんなある日、村人の一人が「この村が魔物に見つかった!」と、慌ててやってきた。最終皇帝は村人に連れられ、身を隠すが、父親に「私達は本当の親ではない」と告げられる。
何がなんだか分からない最終皇帝。
挙句の果て、幼馴染のシンシアが「モシャス*1」を唱え、最終皇帝そっくりに化け、戦場に出て行ったのだった。
しばらくして、音が止み外へ出てみると、そこは誰もいない焼け野原だった。
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そんな中、時を同じくして、何かを察知したかのように旅に出る、各国の7人の戦士達がいた。これから、最終皇帝とその7人の戦士達を待ち受ける運命とは。。。
(ちょっと真面目に書いてみました)
ゲームシステムなど
フィールドを歩き回り、敵と交戦して、最終目的を果たすRPGです。ちなみに、前作までで「ロトの伝説」に関するストーリーは終結しており、本作からは「天空族の(血筋の)伝説」となります。
フィールド移動や、戦闘システム等は、3の時とほぼ同様です。
章立て
本作は、5章に分かれており、1~4章で関係キャラクター毎のストーリーが描かれ、5章で終結することになります。オムニバス形式というべきでしょうか。
本ブログで以前紹介した「ONI3 黒の破壊神」が同様のオムニバス形式を採用しています。意外とあるようで無い仕様ですね。
仲間のAI操作
第1章~4章までは、各キャラクター個別にコマンドを指定することができますが、第5章で仲間が終結すると、個別にコマンドを指定することはできません。主人公以外は指定された「さくせん」に沿って、AIがコマンドを決めます。「さくせん」の種類は下記の通りです。
作戦名称 | 詳細 |
---|---|
みんながんばれ | バランスのとれた行動をします。 |
ガンガンいこうぜ | 最大火力で攻撃します。回復・防御は後回し。 |
いのちをだいじに | 回復・防御優先で行動します。 |
じゅもんをせつやく | 呪文をあまり使用せず、MPの温存に徹します。 |
いろいろやろうぜ | アイテムを使用したり、呪文を使ったり、ホントに色々やります。 |
じゅもんをつかうな | 呪文を使用しないで戦います。 |
控えメンバー同行(馬車)
これまでのドラクエは、3,4人のパーティで構成され、それ以上のメンバーを連れて行くことができませんでした。本作からは「馬車」というものが導入され、控え(リザーブ)のメンバーを馬車の中に待機させておき、自由に入れかえすることができるようになりました。
カジノ
ドラクエ3にて、自分の所持金を賭けて、金儲けをする「コロシアム」がありました。本作では、それがさらにパワーアップし、「カジノ」が導入されました。
ドラクエ3にあった「コロシアム」はもちろん、スロットやポーカーを楽しむことができます。なお、ドラクエ3では、所持金を賭けていましたが、本作では、お金ではなく、「コイン」を使用します(コインも結局はお金で買いますが^^;)。
プレイ時間
30時間前後程度でクリアできると思います。
良い点・楽しい点
オムニバス形式のRPG
それぞれの想いを持った仲間が最後に終結し、魔王を倒すという、分かり易く、連帯感を感じることのできるストーリーが魅力です。旅を続けることで、徐々に仲間が増えていく展開のRPGがお好きな方に、オススメのゲームです^^
キャラクターの役割
各キャラクター毎には「戦士役」、「回復役」、「魔法使い」といった特性があり、それぞれに役割を持っています。彼らの特性を活かす隊列・戦略を考え、ダンジョンを攻略・強敵を撃破するところに、このゲームの面白みがあります^^
数多くの名曲
オムニバス形式のRPGということもあり、章ごとにフィールドでかかるBGMが変わります。曲調は、各章のキャラクターの精神状態・性格が表れているようなものが多く、これらの曲を聴くだけで、彼らの物語に惹き込まれていくような感覚を覚えます。
ファミコン音源で楽しめる至高の名曲です。是非聴いて頂きたいです^^
ちなみに私のお気に入りの曲は、下記の3曲です。一番好きなのは、「邪悪なるもの」です。ホントはもっと推したい曲はあるのですが^^;
※下記の曲は、他の製作者様がリメイクしたもののため、若干オリジナル音源とは異なります。
悪い点・残念な点
戦闘時、手動の命令ができない
このゲームの残念な点は、もはや、これしかないでしょう。「さくせん」を使用したAI操作だと、細かい命令(※)が出せません。
ドラゴンクエスト5から追加される「めいれいさせろ」がこの時点であれば、完璧なゲームだったかもしれません^^;
※ 「次のターンは絶対にベホマラーを使いたい」とか、「この敵から優先的に攻撃する」といったコマンド操作。
その他
心に残るシーン
シンシアの「モシャス」
ドラクエ4の名シーン三選と言われたら、私の一番はシンシアの「モシャス」。
彼女が主人公を助けるため、危険を顧みず「モシャス」を唱えた時、涙腺が爆発します。何度見てもこのシーンは切ない。。。
将来、私に子供が生まれたら、(ここまでしなくてもいいけど、)「大切な物は、このぐらいしっかり守りなさいな」と伝えたいです。私達の世代では、たまに出てくる言葉ですが、「大切なことはゲームから教わった」を象徴するような名シーンでした(T T)
そして、5章最後のあのシーンを見て、再度涙腺爆発(笑)。
ピサロ堕天
最終局面において、ポロッと自供する「エビルプリースト」。コイツがいなけりゃ安泰だったのに。余計なことしやがって。
最終章中盤、ある村の宿屋に止まった際、「デスピサロの彼女、ロザリー」が人間達の手によって殺され、怒りを露にしたピサロ。その後、画面が真っ赤に染まる光景は、少々トラウマになりました。
「ロザリー」が亡くなる寸前の「ぐふっ」がちょっと何とも言えない。
※「」内をドラッグすると中身が見えます。
クリフトの「ザキ」
名シーンと言うよりは「オチ」ですね。ボス戦で必死に「ザキ」を使いまくるクリフトは、正真正銘のおバカさんかと思いました(笑)。「マヌーサ + シドー」みたいにはならないぞ(笑)。
個人的な評価
オススメ度
★★★★★ (かなりオススメします)
AI操作の点でやや難がありますが、ストーリー性・BGM・ボリューム、どれを取っても満足できる作品です。
私は何年かに1回は「あ~ドラクエ4やりたいなぁ」と思うことがあります。やはりホントに良い作品は、ストーリーや先行きが分かっていても、いつかまたやりたくなるものです。
古き良き時代の最高傑作の一つです。まだプレイしたことが無い方は、是非一度プレイしてみてください^^
最後に
今回の記事は、いつも以上に楽しく書けました^^
ちなみに、私は最終パーティは「勇者 + アリーナ + ライアン + ドラン」にしています。「ドラン」と言うと、必ず笑われるのは何故(笑)。
*1:この呪文をかけたものは、対象の生き物に化けることができる。