こんにちは。最終皇帝です。
気づいてみれば、スクウェアとエニックスが合併してから、15年も経つんですね。あの頃は、「何があったんだ!?」と結構驚きましたが、今となっては「そんなこともあったなぁ」ぐらいにしか思わなくなりました(笑)。
今回紹介するゲーム
さて、今回は「ドラゴンクエスト2 悪霊の神々」です。言わずと知れた、ドラゴンクエストシリーズの第2作目ですね^^
価格
小さい頃、定価で購入したはずなので、6,000円ぐらいしたんだと思います。ダウンロード版は配信されているようですね。(ただし、ファミコン番ではなく、リメイク版です)
あらすじ
ある日、ローレシアの城に傷ついた兵士が訪れた。彼はローレシアから南西にある、ムーンブルク城の兵士であった。事切れる寸前の彼の話によると、「大神官ハーゴン」の軍団が、ムーンブルク城が襲撃してきたらしい。そして、ハーゴンは禍々しい神を召喚し、世界を破滅させることを目論んでいるとのこと。
事切れた兵士を目の前にし、勇者ロトの血を引く、ローレシアの王子「最終皇帝(仮)」は、同じロトの血を分けた「サマルトリアの王子」、「ムーンブルクの王女」と共に、ハーゴンを倒し、世界を救う決意をするのであった。
(最近、真面目に書いてるなぁ^^;)
ゲームシステムなど
基本的な部分は、前作のシステムに似ていますので、大きく異なる点のみを列挙していきます。
ストーリー
一応、「ドラゴンクエストのアレフガルドの地」が舞台ですが、前作との繋がりは密接ではありませんので、本作からプレイし始めの方でも、安心して遊べます^^
呪文の種類が増加
前作は10種類程度だった呪文が、本作では20種類超まで増えました。
パーティー制
前作は1人旅でしたが、本作は最大3人の旅になります^^
サウンド
前作「ドラゴンクエスト」はBGMが2音(チャンネル)で構成されていたため、チープさが否めませんでしたが、本作はチャンネル数が増え(おそらく3音)、曲の厚みが増しました^^
コンティニューパスワードの量が増加
前作と同じく、コンティニュー時は、パスワードを入力することになりますが、「最大52文字」と、前作の「20文字」から、大増量されています^^;
プレイ時間
大体20~25時間ぐらいでクリアできたと思います。
良い点・楽しい点
キャラクターの役割
本作に登場する3名の味方キャラクターには、それぞれ役割(特徴)があり、戦闘のバリエーションが広がります。パーティー制の良いところですね。
- ローレシアの王子は、ひたすら攻撃の典型的な戦士タイプ。
- サマルトリアの王子は、武器を使用しつつ、呪文もこなせる、魔法戦士タイプ。
- ムーンブルクの王女は、力は弱いが、強力な呪文が使用できる魔法使いタイプ。
フィールドBGM
本作は通常フィールドにおけるBGMが、2つ用意されていて、曲調が全く異なります。
ローレシアとサマルトリアの王子の2名の時にかかる「遥かなる旅路」は、名前の通り、これから繰り広げられる長い旅を感じさせる、緊張感のある音楽となっています。
そして、その2名にムーンブルクの王女が加わった3名体制になると、曲調は一転、超フレンドリーな曲「果てしなき世界」に変わります。ドラゴンクエストシリーズにおいて、後にも先にも、これほど爽やかかつ、少女っぽさとファンタジー感の入ったフィールド曲はありません。是非一度聴いて頂きたいです^^
ドラゴンクエスト2は全体的に、明るい曲と暗い曲の区分けにメリハリがあります。
海上移動により、広がる世界
前作ではできなかった、船による海上移動ができるようになりました。未知なる土地に足を踏み入れた際、最初に現れるモンスターの強さに、胸がハラハラすることは間違いないでしょう(笑)。
モンスターのグラフィック
前作に比べ、グラフィックが向上していて、特に、モンスターの「この世の行き物とは思えない禍々しさ」が存分に発揮されています。私的には、ラスボスの「シドー」や、手下の「アトラス」、「ベリアル」といったモンスターは、どういったプロセス・閃きを経て、描き出されたのか凄く気になります^^;
※ 空白は、ドラッグすることで文字が出ます。一応ネタバレになるので隠してます^^
悪い点・残念な点
コンティニューパスワードが長すぎ
さすがに「52文字」のパスワードを毎度打ちこむのは、結構面倒です。また、1文字でもミスすると、コンティニューできなくなるため、書き写す時(※)は、緊張感が絶えません。私は心配だったので、子供の頃は、52文字のパスワードを2つメモしていました。今では、ケータイのカメラとかで、撮影できるようになり、いい時代になりましたね(笑)。
なお、パスワードを打ち込んでいる最中に流れるBGM「LOVE SONGを探して」が、超良曲であることが、苦痛の中のせめてもの救いです^^;
その他
基本はムーンブルクの仇討ち?
物語序盤のムーンブルク兵士のくだり以降は、終盤まで大きなイベント(会話)がありません。そのため、私には「ムーンブルクの仇討ち⇒世界平和」というストーリーになっているように捉えられました(作中、「仇討ち」とは口には出していませんが)。
呪いで犬に変えられ、挙句の果てには、壊滅したムーンブルク城で、父親のさまよえる魂と対面し、娘だと分かってもらえない王女の悲しみ、痛いほど心に響きました。
エンディング時には、ムーンブルク城へ凱旋できますので、是非魂たちの声を聴いてください。下記、短いメッセージですが、感情移入していた方は、すごく感動すると思います(´;Д;`)
下記の空白をドラッグすると、メッセージが見えます。
「光が見える……。あれは天国への扉。ありがとう。ありがとう……。」
サマルトリアの王子が微妙
「攻撃も呪文もできる魔法戦士」というのが、彼の特徴ではありますが、どちらもあまり目立たず、かなり戦力としては微妙です^^;
こういうのを「器用貧乏」って言うんでしょうね。
最強装備が「てつのやり」で、最強攻撃呪文が「ベギラマ(即死系は除く)」じゃあ、モノ足りないです。「スクルト」、「トラマナ」要員確定です(笑)。
個人的な評価
オススメ度
★★★★☆ (オススメします)
コンティニューパスワードの大増量を除いて、悪いところが見当たりません。非常にバランスのとれた良RPGです^^ 個人的には、ファミコン音源の至高のBGMを、是非聴いて頂きたいです。
最後に
ストーリー的に、まだ足を踏み入れるのが早い土地に、間違えて船で上陸し、現れたモンスターに八つ裂きにされた時、「コロンブス」とか「バスコダガマ」ってマジ凄いヤツなんだなと思いました(笑)。