あれはいいものだ。

とりあえずマ・クベとは全く関係ない。

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【GB】ミニ四駆GB レッツ&ゴー!! ~クリアには相当な根気が必要~

こんにちは。最終皇帝です。
皆さんはミニ四駆というものをご存知ですか。ミニ四駆は、TAMIYA(タミヤ)という会社から発売されている、小型モーターを載せた四輪駆動のプラモデルです。私が小学校の頃は、爆走兄弟レッツ&ゴーというアニメが流行りまして、土・日になると、近くの電気屋が開いているミニ四駆広場に、朝から遊びに行っていました*1。間違いなく私の短い青春の1,2割を占めていました。ちなみに小さい頃にパーツの組み立てをしていましたので、オトナになった今も、機械の解体やら、図面を見ることに対して、あまり抵抗がありません。考えてみれば、高校・大学・会社という時代の流れを考えると、小さい頃に遊んだ思い出の延長のようです(その延長部分を現在も楽しめているかは別問題ですが)。

攻略情報をお求めの方は、下記のリンクをご参照ください。

www.retroboydiary.com

今回紹介するゲーム

もうお分かりですかね。ゲームボーイの「ミニ四駆GB レッツ&ゴー!!」です。
このゲームは私が中学生あたりに発売されたゲームです。間違っていなければ、確か一度、発売予定日が大幅に延期された覚えがあります。なお、新品で購入すると、銀色の缶の中に入っていました。

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ミニ四駆GB Let's&Go!! ©こしたてつひろ・小学館・テレビ東京、©タミヤ、©1997 ASCII Corp.、©1997 Creatures Inc.、©1997 Jupiter Co., Ltd.

価格

予約して購入したはずなので、定価で買いました。最近はBOOK OFFなどでかなり見かけます。確か100~300円程度が相場だったと思います。

あらすじ

最終皇帝(仮)君が転校してきた小学校では、ミニ四駆が大人気。ある日、小学校の校庭で遊んでいた子供たちに「ミニ四駆を一緒にやらないか」と誘われます。ミニ四駆を持っていなかった最終皇帝は父親に買ってもらおうと、家に帰ると、5000円と「ミニ四駆を買って遊べ」という書置きがありました(草葉の陰から、学校にいる私を監視していたな、父ちゃん)。早くみんなと遊びたい最終皇帝は、そのお金を握り締め、早速ミニ四駆を買いに行くのでありました。ちなみに、校庭で話しかけられた子供に、「父親にミニ四駆を買ってもらう」よう進められたときに放たれた一言、

貯金とかは無さそうな顔してるし

は小さな彼の心に強く突き刺さったでしょう。顔で判断するのはやめろや、貯金くらいしとるわい。

ゲームシステムなど

全般

レーシングゲームの一種です。普通のレーシングゲームと異なり、自分が車に搭乗するのではなく、自分の組み立てたミニ四駆を走らせて競います。そのため、パーツセッティングの良し悪しでほぼ*2勝敗が決まります。

レース

レースはライバルとの1vs1のバトルとなります。お互いに得意なコース(オーバルコースやコーナーリングコース、オフロードコース等、色々あります)を選択し、全てのコースを走破した際に、先にゴールインした方の勝利となります。

パーツセッティング

こちらは結構本格的です。シャーシ(ミニ四駆の土台部分)までは設定できませんが、シャーシ以外のパーツセッティングはほぼ自由です。セッティングできるパーツは下記となります。

  • バンパー + ローラー2個
  • タイヤ (前方後方1個ずつ)
  • サイド + ローラー2個
  • ウイング
  • リヤー + ローラー2個
  • モーター
  • 電池
  • オプション (前後各1個ずつ)

※ 必ず全て付けなければならないわけではなく、不要な部分は何もセッティングしなくて大丈夫です。例えば、バンパーとリヤーにローラーが2つある場合、サイドは不要となります(付けてもいいのですが、車体が重くなるため、スピードが遅くなります)。

ちなみに、ミニ四駆本体にもスピード重視、コーナーリング重視、バランス重視の特性があるため、自分がどちらの方向に向かいたいかを考えて購入したほうが良いです。私の場合はトライダガーZMCのフォルムが好きなので、使っています(スピードとかコーナーリングとか度外視(笑))。下図はセッティングする際の画面です。

フィールド移動

一応RPGっぽくもなっており、フィールド(街中)を移動することが出来ます。買い物をするためにデパートや模型店に行ったり、他のキャラクターとレースをするために、学校やレース場に行ったりすることができます。

プレイ時間

子供の頃にクリアした時は、50時間は簡単に超えていた気がします。現在また遊んでいますが、序盤で既に10時間は遊んでいます(笑)。時間がかかってしまう要因は、パーツのセッティングが上手く行かず、先に進めないというのがほとんどです。

良い点・楽しい点

バリバリミニ四駆世代にはオススメ

ゲームシステムや、下に書いてある悪い点などは置いておくとして、当時のミニ四駆世代にとっては相当懐かしい作品だと思います。マグナムソニックトライダガーなど、思い出に浸るにはもってこいかと思います。(思い出に浸るのは簡単ですが、クリアするのはとてつもない根気が必要である)

悪い点・残念な点

パーツセッティングの難易度が高い(気がする)

私の場合は当時本物のミニ四駆で遊んでいたため、どういったものをパーツとして利用すると、「コースアウト*3しにくくなるか」や、「モータの特性」などを子供ながらにある程度理解していたため、最初のとっつきはあまり悪くはありませんでした。ただ、逆に全く知らない人がこのゲームを始めるとなると、パーツの説明がゲーム中のものだけでは、全く分からないと思います。なお、ある程度詳しいと自負している自分でも最終的に攻略本が必要になりました(汗)。

パーツの特性にクセがありすぎる

パーツには耐久度というものがあり、ものによっては、その耐久度が一定以上(もしくは以下)の時に最大の性能を発揮するというような仕掛けがあり、その最大が○○~○○と言う情報が発売当初は攻略本にしかなく、このゲームを購入した人たちを苦しめました。私の友達も何人か購入していたのですが、攻略本を持っておらず、挫折していました(私はミニ四駆に相当ハマっていたので、攻略本もしっかり購入していました(笑))。ちなみに、ヤバイパーツは商品名の頭に「グングン」とか「ワンダー」、「X」という名前が付いています。部屋を荒さがししたところ、攻略本が出て来ました。めちゃくちゃ茶ばんでいて汚かったです。それより問題なのは、何故か2冊でてきました。いつ買ったんだろう。

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実世界でのミニ四駆の知識があまり役に立たない(かも)

ちょっとコアな話ですが。
本物のミニ四駆を遊ぶ際、ほとんどの場合、曲がるときに利用するローラーは前・後方(バンパー部とリアー部)で2個ずつ両側にセットします。ボディの中心位置(サイドと呼んでいる)にも付けることができますが、ボディの後方部がコースとこすってしまい、スピードダウンしてしまったりするため、サイドにローラーをつける人はほとんどいませんでした。

しかし、このゲームにおいては、場合によっては、サイドにローラーをつける必要があります。何故か分かりませんが、サイドにローラーをセットするとスピードが格段に上がりました。未だになぜか分かりません。(誰か教えてT T)

というわけで、実世界でやっているセッティングをそのままゲームに適用しても、上手くいかないことがあるので、結構分かりにくいことが多いです。

画面遷移が重い

とにかくボタンを押した後の画面遷移が遅いです。ピットインでのセッティングやパーツ屋で買い物をするときなど、結構イライラすることがあります。 

個人的な評価

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評価グラフ

オススメ度

★★★☆☆ (普通です)

操作性、パーツセッティングのクセがものすごいですが、ハマるとかなりやり込めます。根気強さに自信のある方は是非遊んでみてください。

最後に

ちなみにどうでもいいですが、レッツ&ゴーで言えば、私は豪よりも烈派です

あと、ちょうど良い機会なので、家の中を探したところ、昔組み立てたサイクロンマグナムが出て来ました。箱の中に入れて、押入れに入れていたので状態は良好です。黄ばんでもいないです。

おそらく自分が小さい頃に組み立てた最後のミニ四駆です。辞める記念になんのセッティングもしていないマシンを一台組み立てたかったのかもしれません。烈派の私でもこのサイクロンマグナムのフォルムは最高にかっこいいと感じていました。良い思い出をありがとう。

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*1:当時はミニ四駆を走らせるサーキットがかなり高価かつ、場所をとったため、家で走らせるのは困難でした

*2:一部、レース中にAボタンを押すことで、ミニ四駆を一定時間スピードアップさせるオプションが中盤あたりに付きます。

*3:スピードの出しすぎや、車体のバランスが悪くて、コーナー等を曲がりきれず、コースから飛び出してしまうこと