こんにちは。最終皇帝です。
最近少しずつですが、ゲームボーイ熱が戻ってきまして、積みゲーの山をあさり始めました。
やはりゲームボーイソフトはお手軽なところが良く、長い時間ぶっ通しで遊べなくなってきた35歳には優しいです(笑)。
まぁこういったものは『熱しては冷め、冷めては熱し』の繰り返しでしょうから、また気が変わったら、スーファミやワンダースワンに浮気することでしょう。
さて、今回はゲームボーイのシューティングを紹介したいと思います。
今回紹介するゲーム
今回は『ヴァトルギウス』です。
価格
だいぶ前にBOOK OFFにて、108円で購入しました。バーチャルコンソールでは、発売されていないようです。
あらすじ
箱・説明書無しのソフトを購入したため、ストーリーは不明です。
(ゲーム中の雰囲気・ボスの見た目・エンディングなどを見る限りでは、孤島に潜んでいる侵略者を戦闘機で破壊するようなストーリーに見えました。)
ゲームシステムなど
奥行き方向の移動が特徴的な縦スクロールのシューティングゲームです。
複数のステージが用意されており、『ザコ敵との戦い⇒ボス戦』の流れで戦っていきます。
操縦機の選択
各ステージの開始時、もしくは撃墜されて再出撃する際、3つの機体の中から、好みのものを選択して出撃します。
(第1ステージ初回出撃時のみ固定)
各機体によって武器の特性があり、前方への火力が強いもの、前方・左右への広範囲攻撃ができるものなどがあります。
操縦機のステータス
残機制ではなく、操縦機に耐久力を持たせたライフ制が採用されています。
ちなみにコンティニューに制限はなく、何度でもそのステージの最初からやり直すことができます。
武装のパワーアップ
フィールド上の地上兵器を破壊すると、たまにアイテムが出現します。
アイテムは『武装パワーアップ用のP』、『機体スピードアップ用のS』、『機体のHPを回復するE』があり、ランダムで出現します。
奥行き方向の高度切り替え
交戦中、ボタンを押すことで高高度と地上スレスレの高さを切り替え(移動)することができます。
どちらにも利点・不利な点があり、必要に応じて切り替える必要があります。
ちなみに、高高度の場合は機体が大きく見え、地上スレスレに切り替えた際は機体が小さく見えますので、現在どちらのモードになっているかは、機体の大きさで判断します。
高高度での戦闘
高高度での戦闘時は、戦闘機への攻撃が可能で、地上兵器への攻撃ができません。
また、地上に配置されている建物に衝突することがありませんので、自由自在に画面上を飛び回ることができます。
例えば、以下のフィールドの場合、赤枠の敵には攻撃ができ、青枠の敵には攻撃できません。
地上スレスレでの戦闘
地上スレスレでの戦闘時は、戦闘機への攻撃が不可能で、地上兵器への攻撃ができます。
パワーアップアイテムは、地上兵器を破壊したときに出現するため、アイテムを取得したいときは、このモードに切り替えて戦闘する必要があります。
ただし難点として、地上に配置された建物や柵といった障害物に衝突してしまうため、目の前にこれらの障害物があるときは、一旦、高高度のモードに切り替える必要があります。
例えば、以下のフィールドの場合、赤枠の敵には攻撃ができ、青枠の敵には攻撃できません。また、緑枠の建物に衝突すると、ライフが減ります。
共通
いずれのモードの場合も、敵から放たれたショットには当たってしまいますので、よける必要があります。
プレイ時間
何度かコンティニューして、大体1時間半ほどでクリアすることができました。
ミスしなければ、30分前後でクリアできると思います。
ちなみに2周目もあるようですが、まだプレイしていません。
良い点・楽しい点
ゲームシステム
奥行き方向への切り替え(移動)により、敵との衝突を避けたり、地上に配置された兵器を破壊できるシステムは、そこそこ独自性があります。
(強いて言うなら、多少近いですが。)
動き回る敵からの衝突を受けない代わりに、地上に配置された建物に衝突してしまうという、どちらに行くべきか考えさせられるジレンマ・リスクも面白いです。
悪い点・残念な点
武器のパワーアップ
武器のパワーアップができること自体は良いのですが、パワーアップする段階が3段階と、少々物足りない気がしました。
また、パワーアップ後よりも、前の方が使いやすいことがあったり、少しメリハリ不足な感じもありました。
その他
グラマラスな姉ちゃん
操縦機選択と、プレイ中にSTARTを押してPAUSEした際、いきなりグラマラスな姉ちゃんが現れます。
説明書などを読んでいない状態で始めると、急すぎてなんだか「そういう系のゲームだったのか」とちょっと複雑な気分になります(笑)。
個人的な評価
ストーリーが不明なため、一旦『ストーリー性』は0としています。
オススメ度
★★★☆☆ (普通です)
『操縦機の選択』や『武装のパワーアップ』といったスクロール系シューティングの基本部分を抑えつつ、奥行き方向への切り替えをうまく利用した独自性が面白いです。
少々ステージ数が少なめなのが残念ですが、逆に言えばダラダラ長くなく、中だるみしないという風にも捉えられます。
また、難易度もそこまで高くなく、結構お手軽です。
価格面ですが、こういった重厚な作りのレトロゲームシューティングは高価なはずですが、なぜか108円で購入できました。どうやら運が良かったようです。
(駿河屋さんとか、メルカリあたりで見ると数千円はします。(2020/7月時点))
コスパだけを考えると、コレクター向けの作品ですかね。
最後に
ソフトに貼られているシールだけ見ると、とてもシューティングゲームとは思えませんね。
ゲーム担当の方は何系のゲームか分からず、108円の値札を付けてしまったのかもしれません。
お店側には申し訳ないですが、こういう掘り出し物が安く買えると結構嬉しいものです^^