こんにちは。最終皇帝です。
みなさんは最近『少年ジャンプ』を読んでいますか?私はしばらくご無沙汰しています。ちなみに私が読んでいたのは『ドラゴンボール』、『ダイの大冒険』、『スラムダンク』あたりが連載されていた頃で、もう20数年以上前のことです。とはいえ、あの頃の記憶はまだ鮮明で、いまだにマンガの内容について質問されれば、ある程度のことは答えられるレベルにあります^^ やはり小さい頃に覚えたことはなかなか忘れないものですね。
さて、今回はそんな私たちの『少年ジャンプ愛』を試すゲームを紹介したいと思います。
今回紹介するゲーム
今回は『カルトジャンプ』です。なんだか以前紹介した『ファミコンジャンプ2』のパッケージにやたらと似ています。
価格
HARD OFFにて、1,080円で購入しました。バーチャルコンソールでは、発売されていないようです。
あらすじ
ここは己のクイズの力のみが絶対の王国。
今日は、2500年に一度開催されるという『最強のクイズ王を決める』イベントの日である。クイズの課題は『少年ジャンプ』。
イベント会場は四角い土台に4本の角を生やしたような塔。そして会場内には、クイズに長けた魔物が放たれており、負けたものの命を容赦なく奪っていくという。
今宵、この大会のために現れた青年は、試練の先に待っている『絶対の名誉』を求め、塔の門をくぐるのであった。
ゲームシステムなど
択一式のクイズゲームです。ちなみに、題名の『カルト』は『オカルト』とかとは全く関係なく、内容から察するに『カルトクイズ』のことを指しています。カルトクイズというのは、ある特定の分野の狭いところに焦点を絞った、とてつもなくオタクなクイズのことです。
フィールド移動
魔物が潜む塔内を、主人公の青年を操りながら進んでいきます。
エンカウント
塔内を進んでいく際、下記の条件でクイズバトルにエンカウントします。
- うろうろしている魔物に接触する(シンボルエンカウント)
- 塔内の各部屋ごとに用意されている扉を開ける時
- ボス戦
主人公のステータス
主人公には『ライフ』が設定されていて、クイズバトルの際、不正解になると減ります。逆に魔物との戦闘に勝利すると、まれにフィールド上にハートマークの回復アイテムが出現し、取るとライフが回復します。
クイズ形式
基本は〇択式のクイズですが、出題の仕方が何種類か用意されていて。例えば、下記のようなものがあります。
- 通常の文章による問題
- 隠れているキャラクターを当てる問題(一部だけ見える)
- 隠れているキャラクターを当てる問題(徐々に浮き上がる)
ジャンル
通常ジャンル
様々なマンガ・題材から出題されます。下記は一例で、まだまだ他にもあります。
- ドラゴンボール
- スラムダンク
- ろくでなしBLUES
- ペナントレース やまだたいちの奇蹟
- まじかる タルるートくん
- こちら葛飾区亀有公園前派出所
- ジャングルの王者ターちゃん
- 幽☆遊☆白書
- キャプテン翼
- ジョジョの奇妙な冒険 等々
レトロジャンル
特定の階層では、通常のジャンルではなく、レトロジャンル(※)というものに問題の内容を変えることができます。
ただし、レトロジャンルにすると、おそらく私と同年代(30代半ば世代)では全く知らないマンガからの出題ばかりになりますので、注意が必要です。
※ 通常のジャンルより、さらに前に掲載されていたマンガが中心の問題
プレイ時間
大体2時間程度プレイした後、『燃える!お兄さん』、『花の慶次』などの全く読んだことが無いジャンルのオンパレードになり、あえなく撃沈しました。これはもう1,2人、同世代のマンガ好きを連れてこないと太刀打ちできないかもしれません。
ちなみに私の得意科目は『やまだたいちの奇蹟』、『タルるート』、『ろくでなしBLUES』です(笑)。
良い点・楽しい点
とてつもなくきわどい問題
『カルト』というゲーム名は伊達ではなく、ホントにものすごくコアな問題が大量に出題されます。今回プレイする際、友人に隣に座ってもらい、問題を解くのを手伝ってもらいましたが、
「分かんねぇよこんなん!!(笑)」
という言葉が終始飛び交っていたことは言うまでもありません。『重箱の隅をつつく』という言葉はこのゲームのためにあるのかと一瞬思いました。
収録問題数が多い
以前紹介した『アメリカ横断ウルトラクイズ』では、ひたすら同じ問題を解き続けることで、『問題慣れ(暗記)する』ことが可能でしたが、このゲームは、とにかく収録問題数が多いようで、全問題を暗記すること自体が非常に難儀なレベルでした。
なんだかネガティブな感じで書いてしまっていますが、収録出題数が多いのは良いことです(笑)。
悪い点・残念な点
クセのあるゲームですが、悪い点は特に見当たりませんでした。
その他
このゲームをプレイするのであれば・・・
ドラゴンボールが現役で連載されていた頃、毎週発売される少年ジャンプを隅から隅まで、しっかり読み込んでいた人でなければ、1人でクリアすることはおそらく難しいでしょう。
個人的な評価
まだ全クリしていないため、『ボリューム』は暫定値を入れています。
オススメ度
★★☆☆☆ (あまりオススメしません)
少年ジャンプをこよなく愛する人にとっては、脳みその片隅をくすぐられるようなきわどい問題が出てきて面白いです。
逆にほとんど読んでいなかった人にとっては、何のことだかちんぷんかんぷんになり、時間が経過するにつれ、イライラしてきます。読者でなかった方は買わないほうが無難です。
最後に
対象購入者をここまで限定したゲームを作るバンダイさんは、なかなか思い切りが良いですね。