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【GB】ONI3 黒の破壊神 ~GBでは珍しい、オムニバス形式のRPG~

こんにちは。最終皇帝です。
さてさて、GW2日目。今日はできるだけゆる~く過ごしたいので、この後、スーパー銭湯に行って、友達と酒を呑みたいと思います(笑)。なんかいつもとあんまり変わらないような。。。

今回紹介するゲーム

さて、今回は「ONI3 黒の破壊神」です。
前作「ONI2 隠忍伝説」がかなり良ゲーだったため、クリアした直後に買いに行きました^^

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ONI3 黒の破壊神 ©パンドラボックス、BANPRESTO 1993

価格

某有名レトロゲームショップにて、1,980円で購入しました。バーチャルコンソールでは発売されていないようです。

あらすじ

ここは「とおやむら」。

ここに住む「ときわまる」の家には、代々受け継がれた「開かずの蔵」というものがある。この蔵の扉は、不思議な力で封印されており、開け方は本家で一番偉い者にしか受け継がれないことになっていた。

「ときわまる」の両親は、彼が小さい頃に他界しており、現在は彼の祖父が受け継いでいる。当然の如く、祖父が亡くなれば、ときわまるが受け継ぐことになっていた。

そんなある日、蔵の中の「あるもの」を強奪するため、奇妙な女性が彼らの元を尋ねてきた。そして彼女は、蔵の扉を開けない祖父に腹を立て、彼を襲撃、殺してしまったのだった。

そして1ヶ月後。

死に際に祖父から、扉の開け方を受け継いだ「ときわまる」は、興味本位で、叔父の「さぶ」と共に、扉の封印を解いてしまった

扉を開けることで、世界中を巻き込む大惨事が起こるとも知らずに。。。

なお、「鬼忍降魔録 ONI」、「ONI2 隠忍伝説」からの継続ではなく、全く新たなストーリーで構成されています。 

ゲームシステムなど

全般

基本的には、前作「ONI2 隠忍伝説」と同じです。本記事では、前作と異なる箇所を記載していきます^^

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章立て

本作は、4章に分かれており、1~3章で関係キャラクター毎のストーリーが描かれ、4章で彼らが終結することになります。オムニバス形式というのが正しいでしょうか。

ドラゴンクエスト4を想像してもらえれば、分かり易いと思います^^

戦闘時の仕様変更

道具が使用可能

前作は戦闘時に道具を使用することができませんでしたが、本作では、使用できるようになりました。また、特殊効果のある武器を道具として利用することもできます。

隊列

隊列システムというものが組み込まれました。具体的には、キャラクターごとに、前列・後列の配置を変更できるようになりました。

前列」に配置すると敵からのダメージを大きく受けますが、剣やツメを使って攻撃することが出来ます。

後列」に配置すると敵からのダメージは小さくなりますが、剣やツメを使った攻撃が出来ません。

「術」や「槍・弓」メインで攻撃するキャラクターは後衛、それ以外は前衛と考えて置けば良いと思います^^

「へんしん」コマンドの復活

 「鬼忍降魔録 ONI」の時にあった「へんしん」コマンドが復活しました。戦闘中に使用することで、鬼の姿に変身することができます。ただし、以前と異なる部分が何点かありますので、注意が必要です。

  • 変身コマンドを使用するのに、1ターン使用する
  • 変身すると、攻撃力・防御力が格段に上がるが、術が使えなくなる
  • 中ボスクラスになると、変身を解除する攻撃をしてくる
術の増加

下記2種類の術が追加されました。

  • 壷術: ONI2の「しょうかん」に似ています。主に攻撃するための術です。
  • 童術: 敵をマヒさせたり、混乱させたりします。種類は少ないです。

プレイ時間

おそらく20~25時間ぐらいはかかったと思います。レベル上げに結構時間を取られました^^;

良い点・楽しい点

分かり易いストーリー

「開かずの封印を解いてしまったことにより、怪物が解き放たれ、世界を巻き込んでいく」という、良い意味で単純なストーリーのため、お話の向かう先が分かり易いです^^

過去作品の良い点を組み込んでいる

オムニバス形式のストーリーや、隊列システム、変身システム等、自社製品だけで無く、ゲーム業界全体で、過去に流行った(良かった)システムを、積極的に取り入れているところが良いです^^

私としては、オムニバス形式が特に燃え上がりました(*≧∀≦*)

「違う運命を辿った仲間達が、最後に終結して共に戦う」っていう展開が大好きです!

素晴らしいBGM

ONI2も素晴らしかったのですが、その斜め上を行く、良BGMです!(T T)
もう、戦闘時の疾走感と哀愁が溢れるBGMが、各キャラクターのこれからの険しい冒険を表しているようで、33歳のオッサンの涙腺を刺激してしょうがないです。。。
私、やっぱりレトロゲームの制限のある環境の中で、サウンドクリエーターさんが渾身の力を込めて作った曲が、大好きです(´∀`艸)♡ 

悪い点・残念な点

正直、どれも我慢できる仕様ですが、「良ゲー」故に、あえて指摘させてもらいますm(_ _)m

エンカウント率が安定しない

ONI2の時はそうでもありませんでしたが、本作はエンカウント率が安定しないです。例えば、1,2歩歩いただけでエンカウントしたり、何十歩も歩いたのに、エンカウントしなかったり、ブレが激しいです^^; 平均すると結構高いかな。

ダンジョンの敵が急に強くなる

フィールド上の敵は、普通に相手することができるのに、ダンジョンに入った瞬間出てきた敵に一撃死させられることがあります^^; 少しバランスが悪いかな。

なんだかラクロアンヒーローズを思い出してしまいました 。 壁|ョ゚□゚)ァ・・・・ 

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武具の価格表示と、装備可能キャラ表示が無くなった

前作では、武器や防具を購入する際、その武具の横に「価格」、下の欄に「誰が装備できるか」が分かるようにされていましたが、本作では、その仕様が消え、非常に分かりにくくなりました。

「価格」に関しては、一度選択すれば、店主が価格を教えてくれるので、まだマシですが、「誰が装備できるか」は、一度買って、実際に装備できるか確認するしか、方法がありません。この辺りは、ONI2の時の仕様に戻して欲しいところです。残念!

「じどう」コマンド選択後の次のターンのカーソル位置

戦闘時に、「じどう」コマンドを選択して、ターンが終わった後、カーソル位置が「たたかう」に戻っているのが、良くないです。「じどう」は主にレベル上げ時に使うことがほとんどのため、あえて「たたかう」にカーソルを戻す意味がありません。ここだけは、以前の選択カーソル位置を覚えておいて欲しかったです。

ちなみに、ONI2は上記の仕様になっていました^^;

その他

モンスターのグラフィックがより不気味になった

前作もかなり不気味なタッチの画が多かったですが、本作はさらに磨きがかかっています^^;

個人的な評価

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評価グラフ

オススメ度

★★★★★ (かなりオススメします)

戦闘システムにおいて、仕様が追加されており、前作よりも幅広い戦い方ができるようになりました。また、各キャラクターのシナリオを楽しめる「オムニバス形式」も、RPGへ感情移入するための良いシステムです^^

「敵の強さやエンカウント率」の関係で、ゲームバランスがやや悪い部分がありましたが、昔のレトロゲームでは「割と当たり前だったかな」というレベルです。

なお、プレイ時間全体からみて、レベル上げに費やした時間が、ちょっと多かったです。

個人的には、ONI2と比較すると、ややこちらが劣勢という印象です。

最後に

ONIシリーズは、ナンバリングが上がるに連れ、新しいシステムが追加されるため、購入時の楽しみがありますね^^