こんにちは。最終皇帝です。
先日、久しぶりに野球のバットを引っ張り出して、公園で素振りをしたのですが、なかなかしんどいですね^^; 重みのある「マスコットバット」ではなく、少年野球とかでしようする、小さな木のバットなんですけど。
おかげで、腰の辺りに違和感が。。。慣れないことは急にやるもんじゃないですね^^;
今回紹介するゲーム
さて、今回は「ONI5 隠忍を継ぐ者」です。長く遊んできたONIも、GB版はこれが最後となります。
価格
某有名レトロゲームショップにて、1,480円で購入しました。バーチャルコンソールでは、発売されていないようです。
あらすじ
ここは東方の国「日本」。この世界には、「ONI」と呼ばれる一族の血を受け継いだ者達が存在している。彼らは、その一族の血と力をもって、混沌・混乱・災いの世を鎮めてきた。そして、今また新たなる災いがこの世界を覆おうとしている。
「くろのめがみ」が撃破されてから数年(「あまつみかぼし」が撃破されてから300数年)が経った現在。
小仲村の「こがねまる」は平和なときを過ごし、16歳の誕生日を迎えようとしていた。
そんな平和な小仲村が突然、妖怪に襲撃された。辛くも妖怪を撃退した「こがねまる」であったが、母親の「やよい」を連れさられてしまった。妖怪に連れ去られる直前、「やよい」は「こがねまる」に、
『みかづきやまへ行きなさい。そこにあなたの人生を変えるものがある』
と言い残す。「こがねまる」は「やよい」を取り戻すため、幼馴染の「きゃら」と共に、長い旅へ出るのであった。これから過去世界をも巻き込む、大スペクタクルのようになるとも知らずに。
(割と真面目に記載(笑))
ゲームシステムなど
基本的には、前作までのシステムに似ていますので、大きく異なる点のみを列挙していきます。
ストーリー
ONI3の後の世がベースとなりますが、タイムスリップをすることで、過去世界を巻き込むストーリーとなります。
戦闘システム
基本はONI4のシステムの継承となります。大きく変更されたところはありません。
パーティー制
前作同様、パーティー制が採用されています。最大4人のパーティーが組まれます。
術の仕様
術の種類
今回は下記の術が使用できます。目新しいのは「しろまほう」のみですね。
- にんじゅつ: 回復、攻撃、補助のにんじゅつをつかうことができます。
- ほうじゅつ: 魔法(呪文)です。にんじゅつよりも発動する効果のバリエーション
が豊富です。 - しょうかん: 特定の妖怪を呼び出して、攻撃します。
- けんじゅつ: 剣を使った特殊攻撃です。
- しろまほう: 神の力を借り、攻撃・回復魔法が使用できます。
(「ほうじゅつ」に近い)
術の体得方法
前作ONI4では、術の会得は「入手性」となっていましたが、本作ではONI3までの仕様(※)に戻りました。
※レベルが一定値まで上がると、自動的に術を覚える形式。
操作性
前作ONI4でだいぶ使いづらくなってしまいましたが、その辺りは改善されました。
下記は、改善された点となります。
キャラクター切り替え
今までは、キャラクターの装備を変更する際、一度キャンセルして、他のキャラクターを選びなおす操作が必要でしたが、その辺りがSELECTボタン一発でできるようになりました^^
選択肢のスクロール位置
自分が現在選択しているものが、全体のどこの位置にあるのか分かり易く、示してくれるようになりました。ゲーム進行には、全く関係ない部分ですが、こういう細やかな気配りは嬉しいです^^
「せいとん」機能
道具がバラバラに散乱してしまった際に使用すると、キレイに並び替えてくれます^^
「よみこみ」機能
他のセーブデータをリセットしなくても、ロードすることができます^^
プレイ時間
良い点・楽しい点に書いてある「半自動レベル上げ」の技を使用しても、相当時間がかかりました。おそらく25~30時間程度はかかったと思います^^;
良い点・楽しい点
純粋にストーリーで勝負している
ONIシリーズは、1を除いた、あとの4作品は全て、ユーザーインターフェース(UI)がほぼ同じです。多少のシステム変更はあるものの、画面構成はほぼそのままに、ONIというストーリーで、勝負し、プレイヤーを楽しませているところに、素直に感心しました^^
それにしても、プレイ開始直後は、まさか「1~4のストーリーをつなぎ合わせる」とは思っていなかったため、結構驚きました。
地味に、ONI3のストーリーが、ONI4の約300年後の話だったことも初めて知りましたし(どっかで話してましたっけ?)。
レベル上げの手間が少ない(半自動レベル上げ)
設定の中に、「戦闘速度」、「戦闘効果」、「自動戦闘」というものがあり、これらをそれぞれ下記の設定にすることで、戦闘シーンをかなり速く終わらせることができます^^
- 戦闘速度: 最速
- 戦闘効果: 設定無し
- 自動戦闘: 設定無し
アイテム・術の効果明記
本作から、アイテムや、術の効果(詳細)が画面に、文章で表示されるようになりました。このゲームから初めて遊ぶ人にとっては、良いシステムですね^^
FFのように、名前から判断しやすい名称が付いていないため、贅沢を言えば、シリーズ当初から採用されるべき仕様だった気もしますが^^;
悪い点・残念な点
敵の弱点が極端
本作では、敵のステータスの弱み(弱点)と強みが分かれていて、例えば、通常の打撃攻撃が全く利かない敵(※)がいます。
私的には、この設定が少々極端かつ、面倒です。しかも、この設定がザコ敵に施されているため、かなり厄介です。通常時でも、少しぐらいダメージを食らう設定でも良かったんじゃないかなと感じます。
※ 鬼に変身して攻撃すると、ダメージを与えられますが、いちいち変身するのが面倒^^;
会話時のキャラクターの画像表示
本作は、主要キャラクターが会話する際、画面にそのキャラクターの画像が表示されます。
ただ、一度キャラクターの画像が表示された後、別の主要でないキャラクターが会話しても、その主要キャラクターの画像が表示されたままとなるため、今誰が話しているのか、少し分かりにくくなります。
例えば、町人が話しているのに、画面には主人公の顔が映り続けたら、「主人公が話している内容なのかな?」と一瞬、錯覚してしまいます^^;
その他
自動レベル上げ
このゲームは、壁等があり、それ以上前に進めない場所でも、その壁の方向にキーを押し続けていれば、歩いたコトになり、敵とエンカウントします^^;
そのため、壁の方にキーを固定し、設定で「じどうせんとう」をONにしておけば、自動レベル上げができます。
ただ、この仕様を見越してか、敵をやや強めに設定しているように見受けられました。果たしてこれは、製作者側の意図なのか、それともタダの不具合なのか(笑)。
エンカウント率
前作で問題になったエンカウント率は、ストレスが溜まらない程度に低く設定されています^^
キャラクター
どのキャラクターもドンドン、イケメンとべっぴんさんになっています(笑)。「ひめの」や「かばら」なんて、初登場時の面影すらないです^^;
個人的な評価
オススメ度
★★★★☆ (オススメします)
少々強引なストーリーにはなっていますが、ONI3, 4あたりで特に物語の伏線が無い中、1~4のキャラクターを引き合わせ、オールスター勢ぞろいにしたところは、シリーズ全てを遊んだ人に対しての敬意とも感じ取れます^^
なお、私としては、最終パーティーに「みこと」が入ってきたところに少々驚きました。性格も良いし、エンディングの一幕は、凄く心に残りました。
(最終的には、隠れヒロイン化していました^^)
まさに、GB版のラストを飾る大作です^^
※「」をドラッグすると、名前が見えます。
最後に
ゲームボーイ版のONIもこれで最後となります。長かったような、短かったような複雑な感覚です。ただ、1つ言えることは、遊び易さ・楽しさの紆余曲折はありましたが、1~5まで全てプレイしてホントに満足しています^^