あれはいいものだ。

とりあえずマ・クベとは全く関係ない。

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【FC】沙羅曼蛇(サラマンダ) ~反射神経よりも記憶力が重要になるシューティング~

こんにちは。最終皇帝です。

私がハードオフのヘビーユーザーになってから、大体2年ほど経過しましたが、今や家の中は積みゲーのピラミッド状態となっています。

ゲームボーイあたりは溜まっても、ケース自体が薄いので場所を取らないのですが、ファミコン・スーパーファミコンのカセットはかなり体積を食います(笑)。

溜まるのは嬉しいのですが、なんか良い収納方法は無いですかねぇ。ふぅ~。

さて、今回はファミコンから一本、シューティングゲームを紹介したいと思います。

今回紹介するゲーム

今回は『沙羅曼蛇(サラマンダ)』です。スケルトンのカートリッジがキレイですね。

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沙羅曼蛇 ⒸKONAMI 1987

価格

HARD OFFにて、2,160円で購入しました。バーチャルコンソールでも、発売されているようです。

あらすじ

巨大な勢力で侵略を続けるバクテリアン星団の精鋭『サラマンダ軍』が、美しい輝きを放つ『水の惑星ラティス』への侵攻を始めた。

ラティスはサラマンダ軍の究極生命システマイザー『ゼロスフォース』に吸収され、惑星生命体と化してしまった。

ラティスの王子『ロードブリティッシュ』は、自ら時空間戦闘機で迎撃を試みるも、サラマンダ軍に撃退されてしまった。九死に一生を得たロードブリティッシュは、かつてゼロス軍を打ち破ったという『惑星グラディウス』に救助を求めた。

その連絡を受けたグラディウスの勇者は、超時空間戦闘機に乗り込み、サラマンダの母星へと飛び立つのであった。

(説明書より。見た限りでは、ストーリー的にはグラディウスの続編なのかな?)

ゲームシステムなど

縦・横スクロールのシューティングゲームです。

基本的には、グラディウスをベースに作られたゲームのようでして、ゲームシステムはほぼ同じです。

youtu.be

操作方法

以前紹介したグラディウスとは、AとBボタンの操作が逆になっています。

キー操作 詳細
十字キー 上下左右に移動します。
Bボタン ショットを放ちます。
Aボタン 画面下で選択されているセレクタの武装を装備します。

パワーアップ

接近してくる敵を倒すと、たまにパワーアップ用のアイテムを落としてくれます。

自機がこれを取ると、画面下にあるセレクタが点滅するので、その状態でAボタンを押すと、その選択されている武装を取得することができます。

武装は6段階に分かれており、パワーアップアイテムを取るたびに右へ移動します。
(右に行くほど、強力な武装が用意されています)

グラディウスの時とは2種類の武装で違いがあり、『DOUBLE⇒RIPPLE』、『?⇒FORCE』に変わっています。

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パワーアップアイテムを取ると、セレクタが1つ移動するイメージ
武装名 詳細
SPEED 自機のスピードを1段階アップします。
MISSILE 上下(もしくは左右)にミサイルを発射します。
壁際の敵を攻撃するのに便利です。
RIPPLE リング状のショットを放ちます。
通常のショットやレーザーに比べ、攻撃範囲が広いです。
LASER 威力の強い貫通するレーザーを放ちます。
OPTION 自機の後ろに付いてきて、一緒に攻撃をしてくれる
分身のようなものを生成します。
FORCE

自機にバリアを張ります。

2人同時プレイ

本作は1P, 2P同時出撃をすることができます。

ステージ構成

縦スクロールのステージと横スクロールのステージが交互に登場します。

プレイ時間

大体10~15時間程度はかかったと思います。一度やられるとパワーアップした武装がほぼ全てキャンセルされてしまうため、生き延びたとしても、その後立て続けに撃墜されて、何度もタイトル画面を見ることになりました^^;

一度も撃墜されなければ、30~40分程度でクリアできると思います。

良い点・楽しい点

ステージ構成

縦・横スクロールのステージが交互に登場することで、単調さが軽減されています。

また、シューティングだけでなくステージによっては、高速移動している最中に障害物をひたすら避けていく『避けゲー』要素も入っていたりと、プレイヤーが飽きない工夫がされているところが良かったです。

2人同時プレイ

私がこれまでプレイしてきたシューティングゲームには、1Pと2Pが同じ画面で同時にプレイできるものがなかったため、このシステムは結構新鮮でした。

あーでもない、こーでもない言いながらショットを撃ちまくり、最終的には2人ともサクッとザコ敵に撃墜されるのは、なかなか滑稽(こっけい)でした(笑)。

BGM

上のYouTubeの視聴動画を観て頂けると分かりますが、良い意味で、独特のKONAMI臭を感じることができる良BGMがそろっています。電子音好きにはたまらないですね。

悪い点・残念な点

ボスが弱い

レトロゲームのシューティングには、割とありがちですが、ステージの最後まで行き着くまでは異常に大変なのに、最後に待ち受けるボスは相当弱いです。

とにかく肩透かしを食らうので、倒した後、気の抜けた状態で次のステージに向かわないよう注意が必要です(笑)。

ボス登場の前置きが長い

やっとのことでボスのところにたどり着くと、登場するまでやたらと待たされます。

ちょっとだけイラッとしました(笑)

コンティニュー回数

高難度の鬼仕様の割に、コンティニュー回数に制限が設けられており、幾度となく、タイトル画面を見ながら呆然としました。

その他

ステージ構成の記憶が必要

予想もしない場所から敵が出現したり、障害物がモコモコ出てきて行く手を阻み、八方塞がりにされたり、なかなか理不尽なステージが多いです。初見のプレイヤーが早々にクリアすることはまず難しいでしょう。

そのため、地道に1つ1つをこなして、構成を頭に叩き込む必要があります。

ちょっと詳細を書き過ぎな説明書

説明書に書かれることは大抵、操作方法やあらすじ、ゲームの楽しみ方程度のエッセンスにとどめ、プレイヤーの好奇心を引き出すものと思っていましたが、このゲームの説明書は一味違いました。

あらすじから操作方法、全ステージの紹介、全ステージに出てくるボスの紹介まで、挿絵付きで説明してくれています。

親切なのはありがたいのですが、あまりにも説明しすぎで、ゴールが見えてしまい、「もう少し抑え気味な解説でも良かったのかなぁ」と感じてしまいました。

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購入したときについていた説明書

一度やられると這い上がるのが難しい

一度撃墜されると、パワーアップしたステータスがゼロクリアされてしまうため、戦線を立て直すのがかなり大変です。

(オプションだけは、撃墜された後取り戻すことが可能)

グラディウスと比べるとテンションが低め

ステージ背景が結構グロく、BGMの雰囲気がグラディウスの時と比べると、少し恐怖感を掻き立てるものが多く、全体的にテンションが低めです。

個人的な評価

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評価グラフ

オススメ度

★★★★☆ (オススメします)

『シンプルで分かりやすいゲームシステム』、『KONAMIらしいキレイなサウンド』、『頑張ればなんとか最後までいける難易度』が相まってか、一度クリアしても、定期的にプレイしたくなる良作です。

(★4つにしていますが、限りなく★5に近いです。)

なお、かなり面白かったのですが、2,000円払って遊ぶかはちょっと微妙です。コレクターの方でなければ、バーチャルコンソールにて500円程度でまだ購入可能なようですので、そちらをオススメします。

最後に

それにしても何故、敵の1つにモアイをチョイスしたのだろう。