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【SFC】川のぬし釣り2 ~その辺の小魚は川のヌシよりはるかに釣りづらい~

こんにちは。最終皇帝です。

皆さん釣りに行かれたことはありますか。

私は中学生〜大学生あたりまでは、休みの日になると、ちょくちょくその辺の川に行って、オイカワやクチボソなどをターゲットに、小物釣りを楽しんでいました。

ものすごい体力が必要になる釣りでもないので、中流域の川が目の前にある方々は、休みの日に行ってみてはいかがでしょうか。仕掛けもすぐ作れるので簡単ですよ。

さて、今回はそんな川釣りを題材にしたゲームを紹介したいと思います。

 

以下、攻略記事作成中です。

川のぬし釣り2 攻略 カテゴリーの記事一覧 - あれはいいものだ。

今回紹介するゲーム

今回は『川のぬし釣り2』です。以前、GB版のぬし釣りシリーズを3本ほど紹介しましたが、本作はこれらよりも前に発売された作品です。

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川のぬし釣り2 Ⓒ1995 PACK-IN-VIDEO CO.,LTD.

www.retroboydiary.com

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価格

HARD OFFにて、1,080円で購入しました。バーチャルコンソールでは、発売されていないようです。

あらすじ

本作は、ある家族(兄・妹・父・母)が、それぞれの目的で川のヌシを釣り上げる4つのシナリオに分かれています

例えば、『友人の話に興味を持ち、ヌシを探す旅』に出たり、『美味といわれるヌシを釣る旅』に出るといったシナリオがあります。

ゲームシステムなど

多くの釣り場をめぐりながら、人々と触れ合い、問題を解決するRPG要素と、本格的な釣りの雰囲気を楽しめるアクション要素を織り交ぜた、アクションRPGです。

釣り方

以前の『川のぬし釣り3』でも少し書きましたが、画がなかったので、改めてちょっと説明します。

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釣り場を選ぶ

魚によって潜んでいる場所が違うため、自分の釣りたい魚がいそうなところに、歩いて移動したり、水上でカヌーを使って向かったりします。

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釣る場所を決めて糸を垂らしたときのイメージ(実際はもっとリアルです)
釣り方を決める

一言で釣りといっても、釣り方は色々あります。

大きく分けると下記の3つですが、他にも『アユの友釣り』など、異色なものも用意されています。

名称 詳細
エサ釣り

一番オーソドックスな釣りで、ハリにエサを付けて釣ります。

ただし、単にエサを選定するだけではなく、エサをつけるハリ、
仕掛けに使うウキやオモリ、サオまで細かく選ぶことができるのが魅力です。

ルアー釣り

小魚や昆虫に見たてた『ルアー』という擬似エサを使って釣ります

ルアーの種類が非常に多彩で、魚の好みに合わせたルアー選定で、
実際さながらの魚とのやり取りができるのが魅力です。

毛バリ釣り

俗にいう『フライフィッシング』で、ルアー釣りと同じく、
擬似エサを使った釣りです。

ルアー釣りと大きく違うところは、サオを振る動作『キャスティング』です。
フライフィッシングはサオを前後に振ることで、糸・毛バリを遠くへ
飛ばす独特のキャスティングが特徴ですが、本作はその動作を再現しており、
実際の雰囲気を味わうことができます。

魚とのファイト(遊び方)

魚がエサにかかったり、ルアーなどの誘いに我慢ができなくなると、ファイト画面に移行します。

ハリにかかった直後の魚は、かなり暴れるので、まずは泳がせます。

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暴れる魚。左にひたすら泳ぎます(実際はもっとリアルです)

泳がせた後、動きが止まったら、ボタンを押して糸を引いていきます。

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糸をたぐり寄せているイメージ(実際はもっとリアルです)

ある程度引くと魚が嫌がるため、糸を引くのを止め、魚をわざと泳がせます。

あとは、魚の動きが止まったら、先ほどと同じように糸を引き、これを繰り返します。

最終的に魚を水面までたぐることができれば、釣り上げることができます

釣りあげた後

魚を釣った後は、魚屋に売ったり、プレイヤーのお腹を膨らますため、食べたりすることができます。

なお、今まで紹介したぬし釣りシリーズとは異なり、釣った魚を逃すことができます

効果は定かでは無いですが、若魚と言われる小さい魚を釣ってしまった際、びくに入れてしまわず、逃がしてあげたほうが良いようです

(おそらく、若い魚を釣ってしまうと、成魚が減ってしまうためかと思います。)

釣具の購入

釣り場には釣具屋さんがあり、好きなときにアイテムを購入することができます。

購入に必要なお金は基本的に、釣った魚を魚屋さんに卸すことで手に入れることができます。

動物(敵)との遭遇

フィールドを移動していると、その地域に生息している動物や昆虫が襲ってきます。

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敵が襲ってきたときのイメージ

彼らを倒すと経験値を取得でき、一定値たまるとプレイヤーの体力が上がります

体力が上がると釣りをするときに、仕掛けをより遠くに投げることができるようになります。

また、水中を泳いだりするときに体力を消耗するので、体力は多いほうが安心です。

プレイ時間

最初に兄編をプレイして、大体15時間程度はかかったと思います
その後、母編をプレイしましたが、操作に慣れてきたこともあり、10時間弱程度でクリアすることができました。

(裏ステージ的なものが『川のぬし釣り3』と同様、用意されていそうな気配が。。。)

良い点・楽しい点

川釣りの雰囲気を楽しめる

魚を釣れる点はもちろんですが、釣りをしている最中の周辺の雰囲気もリアルに再現されています

特にサウンド周りのこだわりが強く、釣りをしている最中は、BGMが流れず、川のせせらぎやスズメ、ウグイスの鳴き声といったリアリティを重視しているところが良かったです。

とんでもなくのどか

グラフィックの田舎っぽさ、タイトル・釣具屋のBGMののどかな雰囲気、人混みだらけの都会を全く感じさせないところが非常によかったです。
(何ならSEやめて、こういうところに引っ越してスローライフを送りたい)

釣れるのは魚だけじゃない

これまでのぬし釣りシリーズは、釣れるものが魚しかいませんでしたが、本作は魚以外のものも釣れます

例えば、カエルやイモリ、なんならカメまで釣れます。ある意味リアリティーを追求できているような気がしますね。

ただし、魚以外の生き物はびくに入れることはできず、経験値だけゲットすることができます。

もちろん魚屋で売ることはできません(笑)。

釣りの仕掛けが多い

1番驚いたのは、アユの友釣り*1ができるところです。釣りと言えば、餌をつけたり、ルアーをつけたりが一般的なので、初めてこの釣り方を見た人はかなり驚くのではないでしょうか。開発者のこだわりが垣間見えますね。

ちなみに『おとりアユ』が餌なので、釣りを始めると仕掛けが勝手に動いて泳いでいきます。

魚の生息域マップ

これまでのぬし釣りには無かったですが、一度釣った魚は、あとでマップで生息域を確認できます。

もう一回釣りに行きたくなった時に便利です^^

悪い点・残念な点

パンパン釣れない

この点は個人差がありますが、以前紹介した『川のぬし釣り3』や『川のぬし釣り4』のように、リズムよくパンパン魚を釣ることができません

というのも、魚を釣ること自体が3や4に比べて相当難しいからです。

中型~大型の魚はそれほどでもないですが、カワムツ、アカザ、ヤマノカミといった小型の魚は、暴れると簡単にハリが取れてしまい、初心者を大いに苦しめます

サクサク釣って、釣りを楽しもうと思っている方は、少々注意が必要です。

敵とのエンカウント率が高い

全体的に敵とのエンカウント率がかなり高いです。

特に後半のステージになると、敵もかなり強力になってくるので、体力回復のためのご飯を大量に持っていかないと簡単にやられてしまい、宿屋へデスルーラします(笑)。

その他

釣りやすい魚と釣りにくい魚

これまで紹介したぬし釣りシリーズと異なり、魚ごとの釣りやすさがかなり明確に分かれています。

やたらと暴れて糸を引くことができないヤツもいれば、全く暴れず、すぐに釣り上げることができるヤツもいます。

コツ

釣り方のコツ

これまで紹介したシリーズでは、魚が動きが完全に止まってからAボタン(もしくはBボタン)を押してリールを巻いていましたが、本作では、魚によっては、ギリギリ止まる前から、巻き始めることができます

止まってからの方が安全かと思いがちですが、このゲームに関しては、ギリギリ止まる直前からボタンを押し始めた方が安全なこともあるようです。

というのも止まった直後に暴れ出す魚が多いため、暴れだした後もボタンを押し続けてしまい、魚を逃がしてしまう可能性があるからです

慣れるまで多少は大変ですが、慣れると安定してきますので試してみてください。

金稼ぎは渓流がオススメ

本作は、後のステージになればなるほど魚の抵抗が強く、なかなか釣り上げるのが難しくなります。

そのため、後のステージになってからお金を稼ぐのは難しいです。

そこでお勧めするのは渓流での金稼ぎです。

特にオススメなのは、魚屋で高値で引き取ってくれる魚を釣る方法です。中でもヤマメがかなり釣りやすいので、魚屋でヤマメ1匹100円で買い取ってくれるタイミングを見計らい、大量に釣りましょう。

※ イワナも生息域が多く、100円で買い取ってくれますが、多少暴れ方にクセがあるため、割と単調な動きのヤマメをオススメしています。

個人的な評価

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評価グラフ

オススメ度

★★★★☆ (オススメします)

釣りコンを使うような、リアリティを追求したアクション要素はないものの、のどかな風景と、実世界に近いサウンドの中、本格的な釣りの雰囲気を味わうことができます。

GB版のぬし釣りほど、魚をポンポン釣り上げることはできませんが、1匹1匹とのファイトに力が入るため、その分勝ったときの嬉しさはひとしおです。

休日、外が雨模様でどんよりした気分の中プレイすると、なんだかゆるい気分になってオススメです。

最後に

とりあえず、カワムツ釣りがマジで地獄でした。

そういえば、川のぬし釣りで悪名高い『テナガエビ』にはまだ遭遇していませんが、やはり本作にもいるんですかね。ブルブル。。。

*1:友釣りというのは、アユの強い縄張り意識を逆手に取った漁法です。
具体的には、オトリのアユにハリを付けておき、他のアユの縄張りに近づかせ、体当たりしてきたところをハリに引っ掛けて釣ります