あれはいいものだ。

とりあえずマ・クベとは全く関係ない。

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【GB】カンヅメモンスター ~プレイヤーを苦しめるリアルタイムクロックシステム~

こんにちは。最終皇帝です。
皆さんはペットを飼ったことはありますか。私は昔はカブトムシやコオロギを飼っていました。ただ、飼ってから気づいたのですが、カブトムシやコオロギは夜になると物凄いやかましいです。いわゆる夜行性というやつですか。いきなりケースの中で飛び回り出して、ケースにぶち当たったり、「キーキー」鳴き出したり、夜中は結構大変でした^^; もし飼おうと思っている方がいらっしゃいましたら、お気をつけください。

今回紹介するゲーム

さて、今回紹介するゲームは「カンヅメモンスター」です。
ポケットモンスター赤・緑が大ブレイクしたのをキッカケに、多くのモンスター育成ゲームが登場しましたが、それに相乗りしたようなゲームです。私は当時、このゲームを新品で購入しましたが、周りでやっている人は1人もいませんでした。どことなくクソゲー臭が漂う、微妙なゲームタイトルですから、若干警戒されたのかもしれません。

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カンヅメモンスター ©1998 I'MAX

www.retroboydiary.com

価格

定価で購入したので、4500円程度だったようです。あの頃の私はゲーム以外に金を使うところが無かったので、新品ゲームを購入することが結構ありました。今考えると、「そんな高いの買わなくても、中古で面白そうなゲームがたくさんあったのに」と反省してしまいます。ちなみに、バーチャルコンソールでは発売されていないようです。

あらすじ

ある日、前置きも無く急に、「8個カンヅメの中から1つ選べ」と指示される。仕方なく1つを選ぶと、そのあたりの遊園地で手を振っていそうなマスコット的モンスターがカンヅメから出てきた。なし崩し的にそのモンスターを飼うことになったが、最終的に4つの大会に出場させて、優勝させなければならないという面倒な依頼を押し付けられるのであった。(超適当)

ゲームシステムなど

カンヅメから生まれたモンスターを育て上げ、各地のバトル大会で戦わせる育成ゲームです。

モンスターの選択

まず最初に育成するモンスターを選択します。選択すると言っても、牧場のようなところに行って、赤ん坊のモンスターを選定するのではなく、奇怪なパッケージの8個の缶詰のうち、1つを選択します。選択してからしばらく置いておくと、その缶詰からモンスターが飛び出してきます。なお、モンスターは1匹しか育てることが出来ません。

RTC(リアルタイムクロック)システム搭載

このゲームは内蔵時計が搭載されており、実世界と同じようにゲーム内部でも時間が流れます。このシステムを一般的にRTCと呼びます。RTCシステムにより、リアルタイムでモンスターの体調変化(お腹が空く、夜は寝る等)が起きたり、ある特定の時間しか参加できない大会が出現します。
(聞こえはいいですが、後々このシステムに苦しめられました。)

育成方法

基本的には、ペットを飼うのと同じ要領で育てます。例えば下記のコマンドが用意されています。

  • ご飯をあげる
  • 遊んであげる
  • シモのお世話をする
  • しつけをする
  • 病院へ連れて行く

上で説明したRTCの仕様もあり、しばしばモンスターの面倒を見に来てあげないと、すぐに天に召されますので、注意が必要です。また、モンスターにはレベルのステータスもあり、各大会で戦っていくことで徐々に強くなっていきます。昔流行った「デジタルモンスター」に少々似ていますね

戦闘システム

戦闘は、よくあるRPGのような「たたかう」や「じゅもん」といったコマンドは使用しません。このゲームでは「ジェム」というアイテムを装備して、戦闘を行います。ジェムは戦闘前に20個まで装備でき、各ジェムには色々な特殊効果があり、大別すると、「攻撃・回復・補助」といったものがあります。

戦闘時は下図のように、4つのジェムが並べられ、どれを使うかをプレイヤーが1ターンずつ決めることが出来ます。なお、使われたジェムはトラッシュされ、次のターンに他のジェムが補充されます。

こうしてジェムで攻撃し合い、味方のモンスターのHPが0になる前に、相手のモンスターのHPを0にすれば勝利となります。「ポケモンカード」に少々似ているところがあります

なお、戦闘に勝つと経験値をもらうことができ、一定までもらうとレベルが上がります。

プレイ時間

真面目にやると、15時間ぐらいかかると思います。

良い点・楽しい点

モンスターは割りとカワイイ

モンスターというワリには割りとカワイイやつがいます。逆にめっさ不細工なやつもいるため、気に入らなかったらリセットして初めからやり直しをオススメします。かたち上は生き物のため、世話をしなかったり、寿命が来ると死にますので、カワイイやつが召されると結構凹みます。愛情を持って育てましょう^^

BGMの視聴などができる

ゲームボーイのゲームでは珍しく、ゲーム中にかかるBGMやSE、技のアニメーションなどを最初から全て視聴することができます
ゲームボーイ時代後期の作品ということもあり、使用されている曲は全部で33曲となかなか大盛りで、内容はパッケージの通り、可愛らしい平和な感じの曲が多いです。ちなみに、私は最初にモンスターの名前を打ち込むときにかかる「タイマータイマー」という曲が好きですね。

悪い点・残念な点

モンスターは寝たら特定の時間になるまでおきない

このゲームは良くできており、モンスターが寝る時間もキッチリ決められています。私が確認できている範疇では「22:00 ~ 9:00」まで寝ています。つまりこの時間中は、「モンスターにちょっかいを出したり」、「コロシアムで他のモンスターと闘ったり」することができません。中学時代に遊んでいたときは、16:00頃には自宅についていたので、モンスターが寝るまでの間に遊ぶことができましたが、サラリーマンの私にはかなりキツイです。モンスターとほとんど戯れることができません^^;そんなこんなでモンスターに構うことができず、いつの間にかあの世へ召されていたりします。

※ ゲーム内の時計は、初めに設定することができますので、「皆さんの帰宅時間帯に合わせて、モンスターが起きるようにする」というのも1つの手です。

個人的な評価

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評価グラフ

オススメ度

★★★☆☆ (普通です)

 RTCのおかげで、サラリーマンには結構扱いづらいゲームとなっています。もし購入するのであれば、長期休暇の初日に購入することをオススメします

最後に

モンスターの育成方法を教えてくれるキャラクターの名前が「サモハン先生」という点、どうにも「サモハン・キンポ」が臭ってきてしょうがないです。ちなみに、色々教えてくれる場所の名前が「サモハン道場」。製作者はプロジェクトAのファンだったのかな。