こんにちは。最終皇帝です。
やっと正月ボケが治り始めました。もう一週間以上前の話しですが、いつもは行っていないんですが、今年はお参りに行ってきました。おそらく昨年はここ数年で一番のクソイアーオブマイライフだったので、今年は少しは良くなるようにお祈りしてきました。あー、甘酒のみてぇ。
今回紹介するゲーム
今回はゲームボーイの「風来のシレンGB 月影村の怪物」です。風来のシレンシリーズの第2作目です。1作目は、スーパーファミコンで発売されています。
確かこのゲームは小学6年生ぐらいのときに中古ショップで買いました。今や超ロングセラーのシリーズとなっていますが、当時はこんなにロングセラーなゲームになるだろうなんて、これっぽっちも思わなかったなぁ。
価格
おそらく小学生の頃、2000円ぐらいで購入したと思います。先日BOOK OFFにて250円で売っているのを見かけました。ちなみに、バーチャルコンソールでは発売されていないようです。良作なので発売されていると思ったのですが。
あらすじ
昔々あるところに、月影村という村があったそうな。この村では数年前のから、年に一度、幼い子供を怪物に差し出すというしきたりがあった。近くを通りかかった風来坊のシレンはこれ以上の被害が村に出ないよう、怪物を退治することを決めた。なんというお節介。
ゲームシステムなど
ダンジョンRPG、正確にはローグライクゲームです。一応このゲームの特徴を分類して書きますね。
ダンジョンがランダムで生成される
このゲームはダンジョン内を敵を倒しながら進んでいきますが、ダンジョンの状態*1が毎回異なります。なお、ダンジョンの難易度を出発する前に指定することができます*2。
敵との交戦はターン制
このゲームは敵と遭遇したら、すぐに襲い掛かってくるようなリアルタイム制のゲームではありません。こちらが何か1つ行動すると、相手も1つ行動するようなターン制のゲームとなっています。例えば、プレイヤー(シレン)が1歩歩くと、敵も何か(攻撃したり、1歩近づいてきたり)します。逆に言うと、自分が動くまでは敵も動きません。つまり、自分の出方をじっくり考えることができます。なお、動くことでプレイヤーの満腹度というものが下がり、お腹が減ります。お腹が減りすぎるとHPが減ったりするため、おにぎりを食べて回復しなければなりません。
様々なアイテム
ダンジョンを攻略する際、道端に色々なアイテムが落ちており、プレイヤーはそのアイテムを拾いながら、先へ進んでいきます。アイテムの種類は多種多様でこの記事では語りきれません。概要レベルで分けるとすれば下記のようになります。抜けていたらすいません。
- 武器 (装備して攻撃するもの)
- 防具 (盾。敵からの攻撃を軽減するもの)
- 腕輪 (装備するとプレイヤーに特殊効果をもたらします)
- 巻物 (敵を攻撃したり、眠らせたり、村に戻ったりできるもの等、色々あります)
- 草 (パラメータをUPしたり、相手に投げつけて効果を発揮するものもあります)
- 弓 (敵を遠くから攻撃する)
- おにぎり (プレイヤーのお腹を満たします)
- 杖 (相手の動きを止めたり、一時的に移動させるもの等、色々あります)
- ツボ (物を保存したり、村の倉庫にアイテムを転送するもの等、色々あります)
プレイ時間
「ふつう」モードのプレイ時間だけで言えば、20時間程度かかりました。装備の強化や、武器の合成に手間取りました。なお、「むずかしい」モードは挑戦中です。
良い点・楽しい点
BGMが素晴らしい
私の中では、ゲームボーイ良曲ランキングの10位にはランクインします。超有名曲「杉並の旧街道」から、シレンではおなじみの「ゲームセレクト画面」の曲まで、素晴らしいものばかりです。すぎやまこういちさんが作曲されているのであれば、間違いなしですね。是非是非多くの人に聴いて頂きたいです。
頭を使いながら、工夫していくところ
このゲームはただ単に、その辺に落ちているアイテムを拾って、進んでいっても簡単にゲームオーバーになります。「どうやったらあの敵の攻撃を防げるか」とか、「どうやったら店主からアイテムを盗めるか(笑)」とか、工夫しながらダンジョンを攻略していくところに面白みがあります。
悪い点・残念な点
根気が相当必要
ローグライクゲームでは普通かもしれませんが、何度も敵にやられて、スタート地点に戻されるのが当たり前になります。そのため、プレイヤーには相当な根気が求められます。上で少し触れましたが、強い武器や防具を手に入れるためには、「強化」をする必要があり、その強化途中の武器を持った状態で敵にやられると、その武器も無かったことにされ、パーになります。そういった側面もあり、プレイ中は細心の注意が必要になるため、しばしばストレスが溜まることも。まぁこういう仕様のゲームのため、厳密には悪い点とは言えないのですが。
その他
ダンジョン内のお店屋さんから商品を強奪
ダンジョン内を進んでいると、たまに小さなお店が出現します。お店には巻物・武器・防具等、ランダムで道具が床に置かれています。置かれているアイテムを1個でも拾うと、店主が入ってきた道を通せんぼし、お金を払うまで外に出られない仕組みになっています。また、自分の手持ちの道具を空いている床に置いて店主に話しかけると、その道具を買い取ってくれます。
各道具類にはかなり高額なものがあり、手持ちの道具を店主に買い取ってもらったり、ガマラという金を落とす敵をたくさん倒しても、簡単に買えないものもあります。そこで、アイテムを強奪するというわけです。やり方はいろいろあるのですが、以下のやり方が代表的です。
他にもいろいろあります。なお、お店から逃げ出そうとすると、サイレンが鳴り、店主や番犬等が襲い掛かってきます。ちなみに彼らと対峙する事になったら最後、速攻叩きつぶされます(笑)。そのため、いかに彼らと戦闘しないようにして次のフロアへの階段までたどり着くかが重要となります(次のフロアに移動すると、店主たちは襲ってきません)。
私の場合は、売っていた「ハラヘラズのうでわ*8(15,000ギタン)」がどうしても欲しくて、実行しました。おそらく上記3の方法が一番安全です。私にとっては、風来のシレンはこの店主との「化かし合い」が一番の醍醐味だと考えています(笑)。
最終装備
このゲームはダンジョン内でゲームオーバーになると、村に戻され、全ての道具を没収されてしまうため、村にある倉庫*9や、「そうこのつぼ*10」を上手く利用して、武器・防具を強化*11しました。
簡単に言うと、「お気に入りの武器・防具を持ってダンジョンに入り、強化したら倉庫に入れ、ゲームオーバー」を何度か繰り返して強化していきます。
さて、話を戻しますが、ラスボスはかなり強敵なので、それなりに準備を整えていきました。以下が「ふつう」モード時の最終装備です。
(「むずかしい」モードは現在プレイ中です)
- ヨウトウかまいたち +12 (ヨウトウかまいたち + ミノタウロスのおの を合成)
⇒ 前方3方向攻撃 + 会心の一撃発生の攻撃オプション - ヒャッキのたて +5
- ハラヘラズのうでわ
ラスボスに挑むために
下記の道具があると、成功率がかなり上がります。
また、ダンジョン内でちからのたね*14を手に入れたら、すぐに飲むと良いです。
個人的な評価
オススメ度
★★★★★ (かなりオススメします)
ゲーム自体のクオリティが高く、コストパフォーマンス面でも文句の付けどころがありません。敢えて挙げるとすれば、1996年発売のゲームのため、内蔵電池がまだ残っているかが少々心配です。まぁ私の場合は内蔵ボタン電池を力ずくで交換しますので、問題は無いのですが。
最後に
超ロングセラーということもあり、まずハズレということがありません。根気に自信のある方は楽しんでみてください。
*1:ダンジョンの地形、アイテムが落ちている箇所、敵が潜んでいる場所等
*2:一部のイベントは「ふつう」、「むずかしい」等でしかクリア出来ない等の制約もあります
*3:ダンジョンの壁を掘り進むことができる武器
*4:今いる階層のどこかに跳ばされる道具
*5:襲ってくるモンスターの動きを止める道具
*6:巻物を投げられたモンスターがその階層で出現しなくなる道具
*7:周囲のモンスターを眠らせる道具
*8:まさに名前の通り、ダンジョンを歩いていてもお腹が空かなくなります。
*9:気に入った道具を保持しておくことができます
*10:ダンジョン探索中、倉庫に手持ちの道具を預けることができるツボ
*11:強化するには、ダンジョン内で手に入る「てんのめぐみの巻物」や「ちのめぐみの巻物」を使わなければなりません。
*12:一定時間ダメージが0になり、無敵になります。
*13:敵にやられても、一度だけ体力全快で復活できます。
*14:飲むとちからが+1される