あれはいいものだ。

とりあえずマ・クベとは全く関係ない。

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【GB】川のぬし釣り3 ~いまだに物々交換の世界~

あけましておめでとうなんて言いません。最終皇帝です。
さて、突然ですが、みなさん白いシャツやパーカーを持っていますか?昔親しい友人が着ていたパーカーが茶色く薄汚れてきたのを見て、「お前のパーカー、スーファミ*1みてぇだな」と言ったことがあります。失礼な奴ですね(笑)

攻略情報をお求めの方は以下のリンク先をご参照ください。

川のぬし釣り3 攻略 カテゴリーの記事一覧 - あれはいいものだ。

今回紹介するゲーム

今回はゲームボーイの「川のぬし釣り3」です。
私が中学生の当時はアニメ「グランダー武蔵」が流行り、「バスマスターズ」っていうリールの形をした釣り体感ゲーム機が出回り、その延長でこのゲームは少々周囲で話題になっていました。ちょうどバス釣りが流行り始めた頃ですかね。私はこのゲームがきっかけで本物の釣りを始めました。

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川のぬし釣り3 ©1997 ビクターインタラクティブソフトウェア

価格

近所のBOOKOFFやHARDOFFにも売っていると思います。私のうちの近所のHARDOFFでは300円ぐらいで売っていました。毎度のことですが、古いかつセーブ機能有のゲームですので、内臓電池の交換が必要になる可能性があります。ご注意ください。
(今度当ブログ内で電池交換の仕方を紹介しますね)

本作はバーチャルコンソールでは、発売されていませんが、この後発売されたゲームボーイアドバンス用ソフト『川のぬし釣り3&4』でカラー化され、リメイクされています。
(ただし、WiiU用のようです。)

ちなみに、動画の0:15~0:27までが『川のぬし釣り4』、他は『川のぬし釣り3』の様子です。

youtu.be

あらすじ

それは1997年ごろの話(適当)。ある山奥に母、兄、妹の3人家族がおったそうな。ある日妹が病に倒れると、母親が兄に「川のヌシを釣ってくると病気が治る」などととんでもないことを言い出す。「仕方なく兄が妹のためにヌシとやらを釣りに行く」という誰が可哀想なのか分からない物語。(適当)

ゲームシステム

釣りがメインのロールプレイングゲームです。また、メインストーリーとは全く違うモードとして、「うおっち」という魚を育てる観賞ミニゲームも搭載されています。
明らかにたまごっちにインスパイアされた感がある(笑)

釣りの種類

このゲームでは下記の3種類の釣りを楽しむ事ができます。

  • エサ釣り(ウキ・オモリ)
  • ルアーフィッシング
  • フライフィッシング

上記3種類の釣り、それぞれ8種類のエサ・ルアー・フライが用意されており、魚によって釣れる/釣れないが分かれます。また、エサ釣りの場合には、ハリの大きさも選択でき、小型魚は小さいハリでしか釣れず、大型魚は大きなハリでしか釣れないようになっています。なかなか本格的です。

釣り方

フィールド上で水面に向かってエサ・ルアー・毛バリを投げると、魚影が見えるようになります。魚がエサに向かって近づいてきた後、エサの周りをクルクル廻り始め、一定の状態*2になった後、Aボタンを押すと、魚とのファイトが始まります。魚がおとなしくなったら糸を引き、暴れたら糸を出すを繰り返し、最終的に水面までたぐれれば、釣りあげることができます。

プレイ時間

15時間程度はかかります。
メインのシナリオモードについては、ぬしを釣るかつ、全ての魚種を釣るのに、このぐらいかかったと思います。釣りたい魚がドコにいるのか分からないことが多々あったため、歩き回るうちに結構な時間を費やしていました。

良い点・楽しい点

本場の釣りと同じく、各魚ごとに生息域と好みのエサ・ルアー・毛バリがあり、魚影に向かってキャスト(投げる)だけでは釣れません。試行錯誤を繰り返しながら、釣れるまで何度もエサを投げるところに実際の釣りと同じ楽しみがあるといえるでしょう。また、フィールドが「渓流、上流湖、清流、下流湖」の4箇所に分かれており、釣りとともに良質なBGMが味わえます。
(特に渓流と下流湖のBGMが素晴らしい)

悪い点・残念な点

魚を釣るためのフィールドが割と広く、「このあたりにこの魚がいる」という情報もほとんどないため、目的の魚を探すのに結構苦労します。まぁ最近は攻略サイトがありますので、その点心配することはないのですが。

小ネタ

このゲームの世界の住人は魚との物々交換を好む

「タライを作ってやるから魚を釣ってこい」

「つるはしをやるから魚を釣ってこい」

「メダカを釣ってきたら、このロッドをあげる」

なんてことはザラにあります。きっとこの世界ではビットコインより魚の方が価値があるのだと思います。

ツキノワグマと素手で勝負する少年

フィールドを歩いていると、時折現れるモンスターに素手で殴りかかる兄。
物語が進んでいくと目の前に「ツキノワグマ」まで現れます。きっとこの少年ははじめの一歩の鷹村級のパンチ力を誇っているのでしょう。レベルが上がれば一撃でしとめることも可能です。死骸はきっと「猫ちゃん」が引き取った上で熊鍋にしてくれることでしょう。なお、ツキノワグマ以外にも「アオダイショウ」とか「ボスザル」なんかもいたと思います。とりあえず外を歩きたくない

個人的な評価

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評価グラフ

オススメ度

★★★★☆ (オススメします)

基本的にエサやルアーを魚影の近くに投げて、かかったら魚の動きに合わせて糸を引くがメイン操作のため、難しいことはありません。ただしエサやルアー等の種類によって、釣れない魚がいるため、その辺の試行錯誤が結構難しいです(そこが面白いところでもあるのですが)。なお、上で少し書いた通り、このゲームは釣りをする以外に「うおっち」という魚を育てて楽しむモードもあります。実際は、シナリオモードを進めるよりも魚を育てる「うおっち」の方が遥かに難易度が高いです。筆者が育てると即効魚が死にます(笑)。結局筆者はシナリオモードはクリアし、うおっちは1時間ぐらい遊んで撃沈しました。

最後に

微妙な魅力が伝わったでしょうか。次のお休みが雨の地域の方は、お家でぬし釣りを楽しんでみてはいかがでしょうか。

*1:スーパーファミコンを長く野ざらしにしておくと、茶色く汚れてくる

*2:エサ・ルアー・毛バリによって、アワセのタイミングが少し違う