こんにちは。最終皇帝です。
「悪名は無名に勝る」
2,3年前に高橋真麻が語っていました。クソゲーも同じですね。「クソゲーは普通ゲーに勝る」だと思います。小さい頃にやった普通のゲームは大人になっても酒の肴にならず、クソゲーはかっこうの笑いの種です。クソというのは不名誉ですが、触れられもせず、忘れ去られるよりは良いです。
今回紹介するゲーム
さて、今回紹介するゲームは「ドラえもんカート」です。
ちょっと遠出をして、レトロゲーム専門ショップに行ったときに目に入ったゲームです。HARDOFFやらBOOKOFFやら中古ゲームを売っているお店には足しげく通っていますが、このゲームは初めて見ました。
価格
500円(税抜き)でした。とりあえずレア度は高いのでしょうか?バーチャルコンソールでは発売されていないようです。
あらすじ
のび太の学校では、今「ちびよんく」という車が大人気。例のごとく、ジャイアンやらスネ夫に自慢されて悔しいのび太は、ドラえもんに「ちびよんくを出して」とせがむ(ったく甘ったれなガキだ(笑))。ドラえもんはそんなのび太のために、未来で大流行の「はこにわカート」という「自分でコースをカスタマイズして、自由にカートで走行できるはこにわ」を出した。そんなこんなで、いつもの5人組でコースを作り、カートを楽しむのであった。
ゲームシステムなど
とりあえずゲームの電源を入れると、ドラえもんらしからぬハードロックな音楽にお出迎えされます(笑)。オープニングだけかと思いきや、「はじめから」をスタートしてシナリオが始まっても継続され、なんだかとてつもなく落ち着きません。
モード選択
モードは3つ。シナリオモード、VSモード、タイムアタックの3つから選ぶことができます。どのモードで始めても、いつもの5人組から1人キャラクターを選択します。
コース選択
コースは全部で5つ。単純なオーバルサーキットから、カーブだらけのサーキットまであります。
レースの詳細
プレイヤーの後方から全体を見渡す方式のレース画面になっています。操作は簡単でBボタンを押すことでアクセル、Aボタンを押すことで秘密道具を使うことができます。秘密道具はレース中に道端に落ちている「こんもりした物体(なんだかウ○コみたいな)」を拾うことで、使用することができます。使用できる秘密道具はルーレットで確定し、色々な種類の道具があるようです。
プレイ時間
1レース5分前後で走りきれるので、大体30分で全コースを遊べます。
良い点・楽しい点
申し訳ないですが、ありません。
悪い点・残念な点
レーススタートのタイミングが分かりづらい
マリオカートのようにシグナルが3つ「ピッ、、、ピッ、、、ピー!」みたいに鳴るといったことがなく、急に軽快な音楽が流れ始めます。慣れるまで凄く分かりづらい。
画面が妙にちらつく
フレームが多くなるゲームはしょうがないですが、とにかく画面のちらつきが結構気になります。というよりも尋常じゃないレベルで1コース走り終えると、目がシパシパします(笑)。絶対に、画面に目を近づけてプレイしないほうがいいです。
キャラクターを選ぶ理由がよく分からない
ゲーム開始当初、おもむろにキャラクターを5人の中から選ばされますが、誰を選んだからといって、何も変わらない(ような気がする)。とりあえず、加速がいいとか、コーナーリングがいいとかそういった説明はゲーム中、全く無いです。
秘密道具を使用した際に何が起きているか分からない
レース中、画面上部の枠内でルーレットが起こり、秘密道具を使用できるようになりまうが、その使用した道具が何の効果を発しているのか、ものすごく分かりづらいです。いきなりピーピー音が鳴り出してうるさくなったり、爆弾がどっかに飛んでいったりと、結構ファンタジスタです。
コンピュータが強すぎる
普通にBボタンを押しても、全然コンピュータのプレイヤーに追いつけないことが良くあります。ゲーム中に難易度を決めるような画面も無いようですし、結構しんどいです。ブレーキ(十字キーの下を押す)をすると後続にドンドン抜かれるし、どうすりゃいいんだ(笑)。
個人的な評価
クリアできていないため、「ボリューム」は現時点では0としています。
オススメ度
☆☆☆☆☆ (オススメできません)
500円はちょっと高いです。特に良い点がなく、悪い点がかなり目立ってしまっています。レトロゲームのコレクターさんであれば、買っても良いかもしれません。
最後に
これは今年のMy クソゲーオブザイヤーに輝く可能性が高いです。